この記事では、「なるほど」と「道理で」【どうりで】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「なるほど」とは?
他人の言うことを聞いたうえで、問題の原因となる真実を聞かされたとき「なるほど」と理解を示すときに使います。
例えば、事故が起きたとき、どうしてそのような結果になったのか分からない人に、居眠り運転のため追突したと原因を伝えるときは「なるほど、そうでしたか」と納得するわけです。
また、相手の言う言葉に説得力があるときは自分が反論せず、理解して受け入れる返答として使います。
「道理で」とは?
そうなると結果が分かって、自分なりに納得することを「道理で」【どうりで】といいます。
例えば、その場所が山頂に近いのであれば、「道理で気温が低くなったわけだ」と納得した自分の気持ちを表すために使うのです。
普通であれば、「どうりで」と平仮名で書く機会が多い言葉ですが、ビジネスシーンや改まった状況で示すときは漢字で書きます。
「なるほど」と「道理で」の違い
「なるほど」と「道理で」の違いを、分かりやすく解説します。
相手が問題の原因について伝えてきたとき、理解して受け入れた気持ちを示す言葉が「なるほど」です。
また、人が話すことに同意したという自分の気持ちを示すときにも使われています。
もう一方の「道理で」はその場の状況を理解して、納得する場面でよく使われている言葉です。
使い方としては、「道理で一筋縄ではいかないと分かった」といえばその人が素直ではなく、気難しい性格であると相手を受け入れます。
「なるほど」の例文
・『なるほど、この動画にはそのような利用価値があったのですか』
・『なるほど、そのような原因で犯人は無人島へと逃げたのか』
「道理で」の例文
・『道理で犯人は100日間も海外で逃亡生活を送れたのか』
・『道理で社長はここまで従業員を増やせたのか。
驚いた』
まとめ
人が言うことにかなり納得して、その話に理解を示すとき使う言葉を2つご紹介しました。
場面によって自分なりにどう使えばいいか理解したうえで使いこなしてみるといいでしょう。