この記事では、「一年次」と「一年生」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一年次」とは?
一回目、一年目といった意味です。
「一年」には、12か月間や最初の年という意味があります。
「平成一年」という場合だと、平成の最初の年という意味になります。
「一年が過ぎた」というと、12か月間の意味で「一年」という言葉を用いていることになります。
「次」は、度数や回数などを数えるときに用いる語です。
「一次選考会」のような使い方をします。
こういったことから「一年次」は、最初の年、一年目という意味になります。
学校に入った最初の年が、この言葉が意味するものになります。
「一年生」とは?
入学して最初の年の児童や生徒のことです。
「生」は、まだ勉強途中にある人という意味を持つ漢字です。
このことから、「一年生」には勉強途中にある人のうち、一年目の人を指すことがわかります。
日本の小学校では6年間学びます。
その6年のうちの最初の年、学校に入ったばかりにのもののことを「一年生」といいます。
高校や大学などでも、入学初年度のものはこの言葉が意味するものに当てはまります。
保育園や幼稚園には、何年生という呼び方がないので、入学初年度であっても「一年生」とはいいません。
「一年次」と「一年生」の違い
「一年次」と「一年生」の違いを、分かりやすく解説します。
2つの言葉は区別されずに使われることがあります。
しかし、やや意味合いは異なります。
前者は「次」という漢字を使用しているように、何回目であるかを意味しています。
後者は「生」という漢字を使用しているように、勉強途中のもの、人、という意味を含んでいます。
たとえば、小学校の「一年次」という場合は、学校に入った一年目という意味になり、「一年生」というと学校に入った最初の年の人という意味になります。
まとめ
2つの言葉は同じような使われ方をしていますが、一方は回数を数える言葉、もう一方は人を指す言葉です。