「聞かれた」と「聞かれる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「聞かれた」と「聞かれる」の違いとは?違い

この記事では、「聞かれた」「聞かれる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「聞かれた」とは?

内容が分からない人から尋ねられるとき「聞かれた」【きかれた】といいます。

「店の駐車場はどこにあるか聞かれた」といえば、自分が過去に食べた中で何が美味しかったか思い出し、人へ答えるのです。

「印鑑は押す必要があるか聞かれた」のであれば、「押します」と答えるか、「押さなくても結構です」と答えます。

このように、分からないことがある人から質問される行為を指す言葉です。


「聞かれる」とは?

自分に興味を持つ人が、具体的に内容が知りたいと思うとき使う言葉が「聞かれる」【きかれる】です。

会社の面接では面接官に「長所を教えて下さい」と聞かれるときは「相手を気遣えるところです」と自分の良さを伝えて、好印象を持ってもらいます。

また、お見合いのときは気になる相手に「片付けは得意ですか」と聞き、情報を得るわけです。

主に、相手側が聞く行為に焦点を当てた言葉になります。


「聞かれた」と「聞かれる」の違い

「聞かれた」「聞かれる」の違いを、分かりやすく解説します。

会議では何を議論したか人から聞く行為を「聞かれた」といいます。

他にも楽器店はどこにあるか教えて欲しい、世界遺産に興味はあるか相手が知りたいと思うので聞く行為を「聞かれた」というのです。

もう一方の「聞かれる」は、人から具体的に得意なことや、長所は何か伝える場面で使われています。

初めて会う人が何を考えているか、どのような目標があるかという個人の情報を得るために聞く行為を指すわけです。

「聞かれた」の例文

・『下着を扱う店に入ると、女性の店員に胸囲のサイズを聞かれた』
・『結婚相談所に行くと、受付の人に求める女性像について聞かれた』

「聞かれる」の例文

・『弟と私は本当の兄弟かと聞かれるほど背の高さがまるで違う』
・『具合が悪いか聞かれるのが嫌なので、常にマスクしている』

まとめ

情報を聞き出すため相手の方から声をかけられた行為を指す言葉を2つご紹介しました。

「た」「る」をどのように使い分けてみれば、より言葉の意味をうまく表せるか具体的に考えて使い分けてみるといいでしょう。

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