日本を代表する調味料が「味噌」です。
しかしこの味噌にも色々な種類があります。
この記事では、「赤味噌」と「白味噌」の違いを分かりやすく説明していきます。
「赤味噌」とは?
「赤味噌」(あかみそ)は見た目が赤みがかった茶色の味噌のことです。
熟成期間も長いために「メラノイジン」という抗酸化作用を持つ物質が多く含まれています。
また塩分が多い味噌なので味に深みがあり、長期間の保存が可能な味噌になります。
赤味噌を使ったレシピのひとつに「田楽」があります。
甘辛い味噌だれと、こんにゃくなおのあっさりとした素材との組み合わせがよく合います。
「白味噌」とは?
「白味噌」は見た目が白っぽい茶色、ベージュ色をした味噌で、塩分が少ないのが特徴です。
また麹が多く使われているので、マイルドな甘い風味がします。
しかし塩分が少ないために保存期間は短くなります。
また白味噌には乳酸菌が含まれているので、腸内の善玉菌を増やすのに役立ちます。
腸内環境が整うと、アレルギーなどの改善も期待できます。
関西でお雑煮といえば、この白味噌がベースになっています。
「赤味噌」と「白味噌」の違い
「赤味噌」と「白味噌」の違いを、分かりやすく解説します。
「赤味噌」と「白味噌」はまず見た目の色が全く違いますが、これは発酵と熟成の時の「メイラード反応」が原因です。
また味の違いは、塩分が多い「赤味噌」はコクがあるのに対し、塩分が少なめで麹の割合が多い「白味噌」はマイルドで甘みのある味がします。
塩分の違いにより、保存期間にも違いがあり、白味噌は長期保存には適していません。
まとめ
現在は日本食ブームで、好んで「ミソスープ」を飲む人も増えています。
発酵食品である味噌は体に良い成分も入っているのがメリットです。
しかし塩分の取りすぎは良くないので、減塩のお味噌を買う人も増えています。
日本全国には色々なお味噌があるので、興味のある方は食べ比べをしてみても面白いかもしれません。