「言語道断」と「論外」の違いとは?分かりやすく解釈

「言語道断」と「論外」の違いとは?違い

この記事では、「言語道断」【ごんごどうだん】と「論外」【ろんがい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「言語道断」とは?意味

社会的に許されない行為した人に対して怒りを示し、自分が否定することを「言語道断」【ごんごどうだん】といいます。

人の道に背いた行動を見せたり、裏切って金品を盗むといった酷い行為した者に怒りを持って自分は抗議するといった意味を含む言葉です。

このような怒りを相手へ伝える場面としてはあり得ないと思う出来事が起きたときや、一般的に許されないと思う状況に使われています。


「論外」とは?意味

論議する価値すらないことを「論外」【ろんがい】といいます。

会議で取り上げても時間の無駄と思うほどの行動や言動を見せる者のさまを意味する言葉です。

また、議論として取り上げるほどの問題でもない、範囲外といった意味があります。

「君の失態は論外だ」といえば、普通なら起こさない失敗に絶望と呆れた気持ちを表すわけです。


「言語道断」と「論外」の意味

「言語道断」「論外」の違いを、分かりやすく解説します。

とんでもないことする人の行動について「言語道断」といって人が怒りをぶつけます。

年配の人が年下の道を外れた許されない行動を見たとき「言語道断だ」と叱責するわけです。

もう一方の「論外」は相手の犯したミスや失態が馬鹿げている気持ちを込めています。

「まったくもって論外だ」といった言い方をすれば、もう叱る気持ちも失せるほど酷いと思う結果を表すわけです。

「言語道断」の例文

・『生徒の人権を無視した校則は言語道断である』
・『自己中心な教師の行動は言語道断だと保護者が注意した』

「論外」の例文

・『社員が起こしたミスは論外すぎて怒る気にもならない』
・『教師の論外といえる行動に苛立つ生徒は学校を休んだ』

まとめ

どちらもあってはならない結果に怒りを表す言葉ですが、意味や使い方に違いがありますので、自分なりにうまく使い分けてみるといいでしょう。

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