この記事では、「方面」と「方向」の違いを分かりやすく説明していきます。
「方面(ほうめん)」とは?
「方面」とは、「ある方向の地域」や「ある分野や領域」という意味を含める言葉です。
「方面」の類義語には「区域(くいき)」や「地区(ちく)」、「地方(ちほう)」や「一帯(いったい)」、「界隈(かいわい)」や「区画(くかく)」、「境界(きょうかい)」や「境(さかい)」、「領域(りょういき)」や「エリア」、そして、後述する「方向」などがあります。
「方面」の使い方
「方面」は名詞として使われています。
「方向(ほうこう)」とは?
「方向」には以下の意味が含まれています。
・「向いたり、進んだりする向き」
・「目当てとする物事」
・「志の向かうところ」や「身の振り方」
「方向」の類義語には先述した「方面」をはじめ、「方位(ほうい)」や「方角(ほうがく)」、「方針(ほうしん)」や「見当(けんとう)」、「目標(もくひょう)」や「目的(もくてき)」、「目当(めあ)て」や「標的(ひょうてき)」、「狙(ねら)い」「ターゲット」などがあります。
「方向」の使い方
「方向」は名詞として使われています。
「方面」と「方向」の違い
「方面」と「方向」にはいずれも「ある方向の地域や向き」という意味が含まれています。
したがって、2語は類義語の関係に当たると言えます。
「方面」の例文
・『東京方面へ向かう、上りの電車に乗車する予定だ』
「方向」の例文
・『今は晴れているが、南の方向から雨雲が接近しているようだ』
まとめ
「方面」とは、「ある方向の地域」や「ある分野や領域」という意味を含める言葉です。
そして、「方向」は「向いたり、進んだりする向き」や「目当てとする物事」、「志の向かうところ」や「身の振り方」という意味を含める言葉でした。
近しい意味を含めることから、2語は類義語の関係に当たると解釈できます。