「荷物」と「貨物」はどのような基準で区別されているのでしょうか。
今回は、「荷物」と「貨物」の違いを解説します。
「荷物」とは?
「荷物」とは、「持ち運ぶ物品」を指す言葉です。
「荷物」の使い方
持って運ぶ物品を話す言葉で、一般的には人が手で持って持ち運ぶ程度の大きさの物品を指します。
手回り品や段ボール箱など人の手によって運ばれる物品全般に対して用いられる表現ですが、手に余るほど大きなものや重いものは含みません。
人の手で取り扱える程度の大きさのものが「荷物」に当たります。
基本的には人が携行して運搬するものを指しますが、宅配便で送るなど人に預けて運んでもらうものも「荷物」と表現します。
「貨物」とは?
「貨物」とは、「鉄道や自動車など専用の輸送手段によって運ばれる大きな物品」を指す言葉です。
「貨物」の使い方
運搬する物品のうち鉄道や船舶に積み込むコンテナのように巨大で人の手には扱いきれない物品を指します。
一般的には人の力だけでは運べない大きさで専用の輸送方法を必要とするものを「貨物」といいます。
具体的には鉄道や自動車、船舶や飛行機などに積載して運ばれるものが「貨物」です。
物流としてとらえられるような大きなものの流れに対して使われる言葉であり、個人間でやりとりされるような小さな物品に対しては使いません。
小包のような小さな物品もコンテナに詰めるなどして大きな物品にまとめると「貨物」として扱われます。
「荷物」と「貨物」の違い
「荷物」と「貨物」の違いは「サイズ」です。
人が携行して運搬可能な大きさの物品が「荷物」、輸送用の車両に積み込まないと運べないくらい大きなものが「貨物」という大きさの違いで区別されます。
「荷物」の例文
・『荷物を持って出かける』
・『ロッカーに荷物を預ける』
「貨物」の例文
・『貨物を運ぶ専用列車』
・『船に貨物を積み込む』
まとめ
「荷物」と「貨物」は大きさの違いで区別されます。
日常でも使う言葉なので違いを知っておきましょう。