「平身低頭」と「土下座」の違いとは?分かりやすく解釈

「平身低頭」と「土下座」の違いとは?違い

この記事では、「平身低頭」「土下座」の違いを分かりやすく説明していきます。

「平身低頭」とは?

「平身低頭」とは恐縮してただただひたすらに頭を下げることです。

文字的には身をかがめて縮こまり頭を低く下げることですが、実際に身をかがめることを指すわけではなくそれくらい恐縮しているという表現として使われます。

恐縮しているという関係上謝罪のイメージが強いですが謝罪だけではなく懇願のために頭を下げることも含む言葉です。

身をかがめて縮こまるという意味の言葉が使われている通り、謝意などの感情を伴っているというニュアンスも含まれます。


「土下座」とは?

「土下座」とは土の上に直に座り平伏して行う形の最敬礼です。

懇願のために行われることもありますが、現在ではなりふりを構わない謝罪のポーズとして扱われています。

ただし「土下座」はあくまでもポーズでしかないので、「土下座」という言葉に強い謝罪や懇願の感情が伴っているというニュアンスはありません。

屈辱的なポーズという認識も強いため「土下座」を強要した証拠があると逮捕される可能性もあります。


「平身低頭」と「土下座」の違い

「平身低頭」「土下座」の違いを、分かりやすく解説します。

謝罪や請願のために恐縮して頭を下げることが「平身低頭」で、土の上に座り平伏し地面に頭がつくほど頭を下げることが「土下座」です。

「平身低頭」は身をかがめて頭を下げるという文字通りの姿勢が「土下座」と類似しますが、その通りの姿勢を取るとは限りません。

しかし「土下座」はその姿勢で行う最敬礼での謝罪や請願を指すので、必ず「土下座」という言葉が指す姿勢を取ります。

まとめ

「平身低頭」という文字の名前通りの姿勢は「土下座」とほぼ同じです。

ですが言葉としての「平身低頭」は恐縮してひたすら頭を下げるという意味の言葉なので、必ずしも「土下座」の姿勢を取るとは限りませんし、むしろそのような姿勢を取ることのほうが珍しいでしょう。

違い
違い比較辞典