「航路」と「空路」の違いとは?分かりやすく解釈

「航路」と「空路」の違いとは?違い

「航路」「空路」はどちらも乗り物が移動する時に通る通り道を表す言葉です。

2つの言葉はどのような違いで使い分けられているのでしょうか。

今回は、「航路」「空路」の違いを解説します。

「航路」とは?

「航路」とは、「船が移動する際に通る水上の通路」を意味する言葉です。


「航路」の使い方

海や川、湖などを移動する船が目的地へ向かって移動する時に辿る経路を指します。

水上には陸のような道路は存在しませんが水深の深さや波の影響などを考えて安全に航行できる場所が通り道として決められています。

船が移動する時の通り道として定められた通路が「航路」です。

要するに船が移動するときのルートのことで地図上では場所を結ぶ線で表されます。

その他に「船が定期的に往来している運行路線」という意味でも使われる言葉です。


「空路」とは?

「空路」とは、「飛行機が移動する時に通る空の通り道」を意味する言葉です。

「空路」の使い方

飛行機が出発地から目的地へと移動する時に辿る空のルートを指します。

飛行機は目的に向けて一直線に飛ぶわけではありません。

天気の荒れている場所を避けたり気流を利用したりなど直線ではないルートをたどって飛ぶことも多く、遠回りに見えるルートの方が早く移動できることもあります。

そのような飛行機が飛ぶときに辿る移動経路が「空路」です。

空には道路も標識もありませんが安全に通れる「空路」があらかじめ決められています。

特別な理由がない限り飛行機は「空路」を通って飛行します。

「航路」と「空路」の違い

船が通る水上の通り道が「航路」、飛行機が通る空の通り道が「空路」の違いで区別されます。

「航路」には定期運行されている路線という意味もありますがこちらの意味は船だけでなく飛行機でも使えます。

「航路」の例文

・『航路を確認する』
・『危険が予想される難しい航路』

「空路」の例文

・『空路を飛行する』
・『管制官の指示通りの空路で飛ぶ』

まとめ

「航路」「空路」は水の上か空の上かで区別されます。

それぞれの言葉の意味を正しく理解して使い分けましょう。

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