この記事では、「不導体」と「絶縁体」の違いを分かりやすく説明していきます。
「不導体(ふどうたい)」とは?
「不導体」とは、「電気や熱が伝わりにくい物体」や「電気や熱の伝導率がごく小さい物質」を意味する言葉です。
「不導体」の類義語には後述する「絶縁体(ぜつえんたい)」や「不良導体(ふりょうどうたい)」などがあります。
「不導体」の使い方
「不導体」は名詞として使われています。
「絶縁体」とは?
「絶縁体」とは、「電気や熱を極めて通しにくい物質」や「電気や熱を伝えにくい物質」を意味する言葉です。
「絶縁体」の類義語には先述した「不導体」や「不良導体」などがあります。
「絶縁体」の使い方
「絶縁体」は名詞として使われています。
「不導体」と「絶縁体」の違い
「不導体」と「絶縁体」はいずれも「電気や熱が伝わりにくい物体や物質」という意味を表す言葉であり、2語は同義語の関係に当たると言えます。
「不導体/絶縁体」の例としては、電気を通さないガラスや雲母、ゴムやエボナイト、熱を伝えにくい粘土やコルクなどがあります。
逆に、「電気や熱を通しやすい物質」は「導体(どうたい)」と呼ばれ、該当するのは銀や銅、アルミニウム、鉄などです。
「不導体」の例文
・『電気の仕事の資格を取得するために、不導体にかんする項目の勉強をした』
・『これは不導体を介していることで、電気を通さない仕組みとなっている』
「絶縁体」の例文
・『学校で絶縁体と導体の違いについて学習した』
・『身近にある絶縁体としてはゴムやガラス、ビニール、プラスチックなどがある』
まとめ
「不導体」とは、「電気や熱が伝わりにくい物体」や「電気や熱の伝導率がごく小さい物質」を意味する言葉です。
そして、「絶縁体」とは、「電気や熱を極めて通しにくい物質」や「電気や熱を伝えにくい物質」を意味する言葉でした。
同じ意味を表す言葉であるため、2語は同義語の関係に当たると言えます。