この記事では、「前任」と「先任」の違いを分かりやすく説明していきます。
「前任(ぜんにん)」とは?
「前任」とは、「以前、その任務に就いていたことやその人」を意味する言葉です。
「前任」の類義語には後述する「先任」があります。
そして、「前任」の対義語には「前任の人に代わって任務に就くことやその人」を意味する「後任(こうにん)」があります。
「前任」の使い方
「前任」は名詞として使われています。
「先任(せんにん)」とは?
「先任」とは、「先にその地位や任務に就いていることやその人」を意味する言葉です。
「先任」の類義語には先述した「前任」があります。
「先任」の使い方
「先任」は名詞として使われています。
「前任」と「先任」の違い
「前任」と「先任」はどちらも「以前に、その地位や任務に就いていることやその人」を意味する言葉になります。
したがって、2語は類義語の関係に当たると言えます。
「前任」の例文
・『明日、前任の者から業務の引き継ぎが行われる予定である』
・『この件は詳細は前任の担当に聞かなければ詳細が分からない』
・『前任者に比べれば、私はまだまだ未熟であるが、身を粉にして仕事に取り組むつもりだ』
・『彼は前任の人とは全く違う方針を執ることにした』
「先任」の例文
・『お世話になった先任の上司から激励の言葉を贈ってもらった』
・『衰退の一途をたどる国を立て直した、先任の王の功績はとてつもなく大きい』
・『彼は先任者による後押しを受けて、今の役職に任命された』
・『先任の者と後任の者とのあいだで些細なトラブルがあったようだ』
まとめ
「前任」とは、「以前、その任務に就いていたことやその人」を意味する言葉です。
そして、「先任」とは、「先にその地位や任務に就いていることやその人」を意味する言葉でした。
近しい意味を含めていることから、2語は類義語の関係に当たると言えます。
