この記事では、「原則」と「鉄則」の違いを分かりやすく説明していきます。
「原則」とは?
「原則」は「げんそく」と読みます。
意味は「多くの場合に共通して適用される基本的な決まりのこと」です。
特別の場合を除き、多くの事例に共通して適用される、定められた考え方のことを表します。
「原則」の言葉の使い方
「原則」は名詞として「原則に従う」「原則から外れる」「原則として~である」などと使われます。
「原」は「はら」とも読み「ものごとのもと」「起こり」という意味、「則」は「のっと(る)」とも読み「決まり」「おきて」「さだめ」という意味、「原則」で「ものごとの元となる決まり」になります。
「鉄則」とは?
「鉄則」は「てっそく」と読みます。
意味は「絶対に変えられない決まりやおきてのこと」です。
破ることや変えることが許されない、定められた考え方のことです。
「鉄則」の言葉の使い方
「鉄則」は名詞・形容動詞として「鉄則だ・である」「鉄則がある」などと使われます。
「鉄」は「金属元素のひとつ・くろがね」から転じて「硬いもの、強いもののたとえ」という意味、「則」は「決まり」「おきて」「さだめ」という意味、「鉄則」で「鉄の様に強く絶対に変えられない決まりやおきて」になります。
「原則」と「鉄則」の違い
「原則」は「ものごとの元となる決まり」です。
「鉄則」は「鉄の様に強く絶対に変えられない決まりやおきて」です。
「原則」の例文
「原則」の例文は以下の通りです。
・『原則として外出は認められない』
・『原則マスク着用でお願いします』
・『弊社サービスは原則前払いとなっています』
「鉄則」の例文
「鉄則」の例文は以下の通りです。
・『武器を持った相手に背中をみせないのが鉄則だ』
・『女性に年齢を訊かないのが鉄則だ』
・『わが社には45度の角度でお辞儀するという鉄則がある』
まとめ
今回は「原則」と「鉄則」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。