「すかんぴん」と「おけら」の違いとは?分かりやすく解釈

「すかんぴん」と「おけら」の違いとは?違い

この記事では、「すかんぴん」「おけら」の違いについて紹介します。

すかんぴんとは?

すかんぴんとは、全くお金がないことやとても貧乏で何も持っていないことをいいます。

また、まったくお金を持っていない人のことを指す場合もあります。

すかんぴんを漢字で書くと、「素寒貧」となります。

すかんぴんの語源は中国の三国志とされ、「寒貧」は人の名前です。

とても貧しく、物乞いをするような人生を送っていました。

「素」は強調するために頭に付ける言葉です。

すかんぴんは日本で、江戸時代から使われるようになりました。

ただし、最近はあまり使われることはなく、意味を知らないという人も多いです。


おけらとは?

おけらとは、所持金を使い切ってしまい全くない状態のことをいいます。

おけらの由来は昆虫のケラで、前足が万歳をしているように見えます。

お金を使い果してしまった時に、もうどうしようもないという意味で万歳のポーズをとることがあることから所持金を使い果たした人をおけらと呼ぶようになりました。

ケラに「お」が付いているのは、可愛いものに対して付ける接頭語だからです。

競馬などのギャンブル等でお金を使い果たすことをおけらということが多く、その帰り道のことをおけら街道と呼んだりもします。

賭けに買って儲けた場合には、同じ道でもおけら街道とはいいません。


すかんぴんとおけらの違い

すかんぴんもおけらもお金が全くないことをいいます。

すかんぴんの場合には貧乏で何も持っていないことを指し、元々はお金を持っていたけれど失ってしまった場合もありますし最初からずっと貧乏という場合もあります。

おけらの場合には、最初はお金を持っていたけれど使い果たしてしまった場合に使う言葉です。

まとめ

おけらはお金を使い果たしてしまった状態です。

すかんぴんは、お金を持っていたけれど使い果たしてしまった場合もありますし元々貧乏でずっとお金がない場合もあります。

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