この記事では、「水準」と「平均」の違いを分かりやすく説明していきます。
「水準」とは?
「水準(すいじゅん)」とは、物事の価値や機能などを考える時の基準となるものを言います。
または、世間で認められている普通の基準のことを表しています。
他にも、土地や建物の高低や水平の度合いを測ることや、その道具の意味もあります。
「水準」の「水」は「みず」、「透明な液体」、「すい」などの意味があります。
また、「準」は「みずもり」、「水平」、「目安」、「はかる」などを表しています。
「平均」とは?
「平均(へいきん)」とは、ふぞろいがなく、揃っていることを表しています。
他にも、つりあいがとれていることや、数値やデータの中間値のことを言います。
「平均」の「平」は、「たいら」、「普通」、「公平」などの意味を持っています。
さらに「均」は、「等しい」、「ならす」、「整える」などを指しています。
「水準」と「平均」の違い
「水準」と「平均」の違いを、分かりやすく解説します。
「水準」とは、土地などの水平を測ることや、物事の基準、あるいは世間一般の基準のことを意味しています。
一方、「平均」は揃っていることや、つりあいがとれていること、数値やデータの中間値のことを言います。
「水準」は普通の基準のことを指しますが、「平均」はデータの中間値のことを言うので、この点に違いがあります。
「水準」の例文
・『この国は高い教育水準を誇っている』
・『生活水準を上げる』
・『それは水準以上のレベルだった』
・『世間一般の水準よりも優れている』
「平均」の例文
・『データから平均速度を計算する』
・『この業界の平均年齢を調べる』
・『この店の商品は平均的な価格よりも安い』
・『彼はいつも平均点以上の成績を取っています』
まとめ
「水準」は漢字の意味で見てみると、「水で測る」のような意味合いになります。
また、「平均」は漢字の意味でみると、「平らにならす」と言うような意味合いになります。
「水準」と関連した意味を持つ言葉としては、「レベル」、「程度」、「一定の標準」などが挙げられます。
そして、「平均」と関連した言葉では、「平均値」、「中間値」などがあります。
それぞれの言葉の意味や違いを知り、適切に使っていきたいものです。