この記事では、「独唱」と「独奏」の違いを分かりやすく説明していきます。
「独唱」とは?
「独唱」は「どくしょう」と読みます。
意味は「一人で歌うこと」で、コーラス隊や楽器演奏者のハモリなどを入れずに、一人だけで歌のパートを担当することです。
基本的には伴奏が付いても付いていなくても、一人で歌うことに使われますが、「国家独唱」など式典で使われる場合、伴奏を入れずに単独で歌うことを表します。
「独唱」の言葉の使い方
「独唱」は名詞として「独唱する・した」「独唱パート」「国家独唱」などと使われます。
「独」は「つれあいのない者」「ただひとり」「ただ一つ」という意味、「唱」は「とな(える)」とも読み、「人に先立って言う」から転じて「節をつけてうたう」という意味、「独唱」で「ただひとりで節をつけて歌うこと」になります。
「独奏」とは?
「独奏」は「どくそう」と読みます。
意味は「一人で楽器を演奏すること」で、他に同じ楽器を演奏する人がいない状態で、一人だけでその楽器を担当することです。
基本的には他のパートが入っていてもいなくても、一人で演奏することに使われますが、「独奏コンサート」などと使われる場合、他の楽器はなしで、単独で演奏することを表します。
「独奏」の言葉の使い方
「独奏」は名詞として「独奏する・した」「ピアノ独奏」「独奏者」などと使われます。
「独」は「つれあいのない者」「ただひとり」「ただ一つ」という意味、「奏」は「楽器をかなでる」という意味、「独奏」で「ただひとりで楽器をかなでること」なります。
「独唱」と「独奏」の違い
「独唱」は「ただひとりで節をつけて歌うこと」です。
「独奏」は「ただひとりで楽器をかなでること」です。
「独唱」の例文
「独唱」の例文は以下の通りです。
・『ボーカルがアカペラで独唱する』
・『ゴスペルで独唱を担当する』
・『試合前に国家を独唱する』
「独奏」の例文
「独奏」の例文は以下の通りです。
・『ギターを独奏する』
・『ピアノの独奏コンサートを開く』
・『バイオリンの独奏パートを練習する』
まとめ
今回は「独唱」と「独奏」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。