「競歩」と「ランニング」はどちらも体を動かす運動の種類を指す言葉ですが、どのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「競歩」と「ランニング」の違いを解説します。
「競歩」とは?
「競歩」とは、「歩く速さを競う陸上競技の種目」です。
「競歩」の使い方
道路やトラックを歩く速さを競う競技種目で、100メートル走やマラソンなどとは異なり走ると失格になります。
地面を歩くフォームはルールにより厳密に定められており競技中にルールに違反したフォームが確認されると反則になり、反則3回でペナルティが与えられ反則4回で失格になります。
競技中は専門の審判員が常にフォームをチェックしているのでわずかなフォームの乱れが失格につながりかねない過酷な競技です。
「ランニング」とは?
「ランニング」とは、「地面を走ること」を意味する言葉です。
「ランニング」の使い方
地面を足で蹴って走ることを表す言葉で、両足とも空中に浮く瞬間があるフォームで移動することを指します。
一般的には数百メートルから数十キロなどある程度長い距離を走ることを指しますが、数メートルなど短い距離でも走って移動していれば「ランニング」です。
「競歩」と「ランニング」の違い
「競歩」が陸上競技の種目を指すのに対し、「ランニング」は競技に限らず走ること全般を指すという違いがあります。
その他にも「競歩」は左右どちらかの足が必ず地面につくように歩くことを指しますが、「ランニング」は両足とも宙に浮く走ることを指すというフォームの違いでも区別されます。
「競歩」の例文
・『競歩の全国大会に出場する』
・『競歩はリズムが重要なスポーツである』
「ランニング」の例文
・『健康のために毎朝ランニングしている』
・『軽いランニングだけで息が上がってしまった』
まとめ
同じ地面を移動する運動でも「競歩」と「ランニング」では全く異なります。
それぞれの特徴やルールを理解して混同しないように注意してください。