「変則」と「不規則」には、どのような意味の違いがあるのでしょうか。
この記事では、「変則」と「不規則」の違いを分かりやすく説明していきます。
「変則」とは?
「変則」には、普通の規則や規定、方法から外れているといた意味があります。
一般的に普通と言われている流れとは異なっていることを指す言葉となります。
言い換えれば、「イレギュラー」や「異例」、「異常」などと同じです。
また、対義語は「通則」や「正則」となります。
「変則」の使い方
「変則」は「変則的」や「変則系統」、「変速ギア」、「変則ルート」などといった形で用います。
「不規則」とは?
「不規則」は、規則正しくないことを意味します。
「規則」とは、決まりごとや物事の秩序といった意味があり、それらが正しくない状態を「不規則」と言います。
言い換えれば、「イレギュラー」や「非定型的」、「変調」などと同じです。
「不規則」の使い方
「不規則」は「不規則動詞」や「不規則な彗星」、「不規則な鼓動」、「不規則な生活」などといった形で用います。
「変則」と「不規則」の違い
「変則」も「不規則」も基本的には同じ規則正しくないことを意味する言葉となります。
そのため、類語関係にある「変則」と「不規則」。
そのうえで、「不規則」においては、規則的ではない場面全般に用いられることが多い言葉となり、「変則」に比べ、幅広く用いることができる言葉となります。
「変則」の例文
・『夫の休みが変則的なため、家族で予定を合わせることが大変です』
・『彼のやり方は、毎回、変則なやり方でついていけいない』
・『なぜ、今日彼が変則ルートで私を送ってくれたのか、その理由がわかりました』
・『変則的な図形の面積の計算は難しい』
「不規則」の例文
・『夫は不規則な時間に働いていたため、体を壊してしまいました』
・『不規則な生活を改めるため、まずは早起きから始めることにしました』
・『私の仕事の休みは不規則です』
・『不規則に彼からのメッセージが届く』
まとめ
以上のように「変則」と「不規則」は、ほぼ同じ意味を持つ言葉となります。
