この記事では、「カヌレ」と「クグロフ」の違いについて紹介します。
カヌレとは?
カヌレとは、フランスのボルドー地方に伝わる伝統的なお菓子です。
正式には、カヌレ・ド・ボルドーといいます。
ボルドーはワインの産地として有名ですが、ワインの澱を取り除く過程で卵の卵白を大量に使用します。
余ってしまう卵黄を何かに使えないかと考案されたお菓子がカヌレといわれています。
そのため卵黄を沢山使う卵菓子でもあります。
カヌレの作り方は、まず牛乳を沸騰させて卵黄や全卵、ラム酒、バター、砂糖、薄力粉、バニラなどの材料を加えて生地を作ります。
それをねかせてから型に入れ、オーブンで焼き上げます。
ラム酒の風味が感じられるお菓子です。
クグロフとは?
クグロフとは、フランスのアルザス地方に伝わるお菓子です。
オーストリアやスイス、ドイツといった国でも食べられています。
クグロフはブリオッシュの一種で、小麦粉に天然酵母を入れ発酵させた生地を使います。
生地にはレーズンやアーモンド等を入れてオーブンで焼き上げます。
クグロフ型と呼ばれる斜めにうねりがある蛇の目型の型を使います。
粉砂糖をかけて食べるのが一般的です。
カヌレとクグロフの違い
カヌレもクグロフもフランスの伝統菓子です。
フランスのボルドー地方のお菓子なのがカヌレで、アルザス地方のお菓子なのがクグロフです。
アルザス地方では、クグロフは日曜日の朝に食べる焼くパンとされていました。
カヌレは外側が硬く、中は柔らかくなっています。
どっしりとしていて食べ応えがあります。
それに対してクグロフは、全体的にふわっとした食感です。
大きさはクグロフの方が大きいです。
それからカヌレにはラム酒が使われていて、ラム酒の風味が感じられます。
まとめ
カヌレはフランスのボルドー地方のお菓子で、ラム酒の風味が感じられるお菓子です。
クグロフはフランスのアルザス地方のお菓子で、ふわっとした食感が特徴です。