この記事では、「ベージュ」と「カーキ」の違いについて紹介します。
ベージュとは?
ベージュとは、薄くて明るい茶色あるいは黄色のことをいいます。
フランス語の「beige」が語源で、染色していない羊毛を表す言葉でした。
その羊毛の色をベージュと呼ぶようになったのです。
ベージということもあります。
日本語ではらくだ色といいますが、らくだ色よりもベージュの方がよく使われています。
ベージュはナチュラルカラーの一種で、優しく落ち着いた印象があります。
ファッションにベージュを取り入れると、派手過ぎず安心感が感じられます。
地味なイメージもある色ですが、定番カラーとして様々なファッションアイテムに使われています。
カーキとは?
カーキは、オリーブ色に近い深みのあるグリーンを指すことが多いです。
英語の「khaki」をそのままカタカナにした言葉になります。
しかし、本来「khaki」は土埃という意味を持つ単語で、茶色がかった黄色を指していました。
黄土色のような色がカーキだったのです。
その色は軍服などに用いられることが多かったため、カーキは軍服の色を表す言葉になりました。
アメリカの軍服に森林での戦闘を想定したオリーブ色に近いグリーンが採用されたため、それもカーキと呼ばれるようになります。
日本では現在、グリーン系の色をカーキと呼ぶことが多いです。
ベージュとカーキの違い
カーキは元々土埃のような色で、ベージュによく似ていました。
しかし、最近ではオリーブ色に近い深みのあるグリーンのことをカーキと呼ぶことが多いです。
ベージュとカーキはどちらもアースカラーなので、落ち着いた雰囲気があります。
あまり目立つ色ではありませんが、ベージュの方が明るい色になります。
カーキの方がくすんでいて、暗い印象があります。
大人っぽい雰囲気を出せるのもカーキです。
まとめ
ベージュは薄くて明るい茶色あるいは黄色で、カーキはオリーブ色に近い深みのあるグリーンです。