「転入届」と「転出届」はどちらも役所に提出する届出書類です。
提出しないと不都合がある重要な書類ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「転入届」と「転出届」の違いを解説します。
「転入届」とは?
「転入届」とは、「転入したことを自治体に届け出る手続き、もしくはそのための書類」です。
「転入届」の使い方
自治体に新しく移り住むことを「転入」といいます。
文字通り新しく入ってくることを表しますが、新しい自治体の住民になるためには無断で移り住むわけにはいきません。
新しく移り住み自治体の一員になることを届け出る書類が「転入届」です。
提出先は新しく移り住んだ転入先の自治体で転入した日から14日以内に提出するよう義務付けられています。
「転出届」とは?
「転出届」とは、「転出することを自治体に届け出るための手続き、もしくはそのための書類」です。
「転出届」の使い方
引っ越して今住んでいる自治体から出て行くことを「転出」といいます。
別の自治体に移り住み今の住所から出て行くことを知らせるために届け出る手続きが「転出届です。
書類の提出先は出て行く自治体、つまり引っ越し前の現住所を管轄する役所です。
転出から14日以内に手続きするよう義務付けられています。
「転入届」と「転出届」の違い
新しく引っ越す先の自治体に提出するのが「転入届」、引っ越しで出ていく自治体に提出するのが「転出届」です。
「転入届」は新しく自治体の一員になるための手続きですが「転出届」は自治体の一員から抜け出すための手続きです。
「転入届」と「転出届」を提出しないと住民票を移せず公共サービスの利用などにも支障をきたします。
「転入届」の例文
・『引っ越し先に転入届を提出する』
・『転入届を出すのが新居での初仕事だ』
「転出届」の例文
・『引っ越しの最後に転出届を提出する』
・『転出届を出さないと住民票を移せない』
まとめ
「転入届」と「転出届」はそれぞれ自治体に入る手続きと出る手続きです。
先に転出の手続きを終えてからでないと転入の手続きができないので注意してください。
