「腕」と「二の腕」はどちらも体の一部を指す言葉ですが、具体的にどのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「腕」と「二の腕」の違いを解説します。
「腕」とは?
「腕」とは、「人の体のうち肩から手首までの部分」を指す言葉です。
「腕」の使い方
人間の体のうち文字を書いたり作業をしたりする時に使う部分のことを「手」といいます。
「腕」とは手と胴体をつなぐ部分を指す言葉で肩の付け根から手につながる手首までの部分を指します。
一般的には肩の付け根から指先までを指して「手」と表現することも多いのですが正確には手首から指先までが「手」で手首から肩までが「腕」です。
「二の腕」とは?
「二の腕」とは、「人間の体のうち肩からひじまでの部分」を指す言葉です。
「二の腕」の使い方
肩の付け根から関節であるひじの部分までを指す言葉で、医学的には「上腕」と呼ばれます。
力んでひじを曲げた時に力こぶが出来る部分であり、この部分の筋肉を鍛えることで腕力が上がります。
「腕」と「二の腕」の違い
肩から手首までを指すのが「腕」、肩からひじまでを指すのが「二の腕」という違いで区別されます。
「二の腕」は「腕」の一部であり、「二の腕」とひじから手首までを指す「前腕」を合わせた部分が「腕」です。
「二の腕」という言葉はありますが「一の腕」や「三の腕」という言葉は使いません。
元々は現在の「二の腕」に当たる肩からひじまでを一の腕と呼んでいたようですが、いつのまにか肩から手首までを指していた「二の腕」と混同されてしまい現在の意味になったとされています。
「腕」の例文
・『腕に力を入れる』
・『相手の腕を抱え込む』
「二の腕」の例文
・『二の腕のたるみが気になる』
・『二の腕の筋肉を鍛える』
まとめ
「腕」と「二の腕」はどちらも人体の一部を表す言葉ですが指している部分が異なります。
日常的に使う言葉なのでどこからどこまでの範囲を指しているのか、正しい定義を覚えておきましょう。