この記事では、「マネキン」と「トルソー」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「マネキン」とは?意味
人の顔が付いている「マネキン」は、かなり人間の顔を正確に表現している人形という意味があります。
洋服を着させて店に並べるものであり、服を見た人が気に入れば購入するわけです。
そのため、服を着させるときは「マネキン」の背の高さや体型、顔つきによってどのような服を着させればより魅力的に見せられるかを考えてコーデします。
また、その店で売っている新商品を紹介する服を素敵に着させて、勧めることもありますし、高い服を魅力的に着させて売れるようにする工夫も取り入れるのです。
全身コーデができるので、背の高さによってバランス良く服を合わせればいいと思う丈の服を着せて見せた着こなしを提供できます。
「トルソー」とは?意味
ディスプレイツールの一つである「トルソー」は、両腕や両脚、顔がなく、胴体部分だけの人形を指します。
胴体を意味する“torso”(トルソー)というイタリア語からきている言葉であり、英語ではボディと訳す場合もあるディスプレイ用に使われているのが一般的です。
布で作られているところが柔らかさを表現できるため、ナチュラルな印象の女性の服を着させることが多く、服をピンで刺してコーディネートします。
この点を採用して、デザイナーは「トルソー」にピンで布を留めていき、どのようなデザインにすれば客が求める服になるか決めていくわけです。
「マネキン」と「トルソー」の違い
「マネキン」と「トルソー」の違いを、分かりやすく解説します。
子供、中年男性、若い女性など年代別の顔が胴体部分に付いているのが「マネキン」です。
年代別の顔によって着せる服が決めやすくなりますし、見る人も自分に近い人形の着こなしを見て参考にできるのがいいところです。
素材は強化プラスチックで、倒れても割れませんし、紫外線にも強いのでショウウィンドウに並べても簡単に溶けたり、ひどく日焼けすることもありません。
人間と同じように全身の肌を肌色に染められているので、肌の色に合う服の着こなしをうまく見せられるのもいいところです。
もう一方の「トルソー」は、胴体部分のみで、素材は発泡スチロールの表面に布が張られている簡単な作りになっているのが一般的です。
もう1つ、塗装仕上げというものがあり、服を作る過程で使われているアイテムになります。
まとめ
服を着させるためアパレル業界で使われている人形を2つご紹介しました。
全身がある人形は顔から両脚まで揃っているので、よりコーデ参考になりますし、胴体部分のみであればピンで布を自由に貼り付けるのが利点と覚えておくといいでしょう。