作業現場で使う粘着力の弱いテープとして「マスキングテープ」と「養生テープ」がありますが、何が違うのでしょうか。
今回は、「マスキングテープ」と「養生テープ」の違いを解説します。
「マスキングテープ」とは?
「マスキングテープ」とは、「塗装やコーキングで塗りたくない場所に貼り付着を防ぐためのテープ」です。
「マスキングテープ」の使い方
塗装やコーキングなど何かを塗り付ける作業の時に使うテープで、作業範囲外の塗りたくない場所に貼って隠すことで塗料やコーティング剤の付着を防ぎます。
「マスキング」とは英語で隠すことを意味する「マスク」から名付けられた名称です。
「養生テープ」とは?
「養生テープ」とは、「工事現場で埃や汚れを防ぐために張る養生シートを固定するためのテープ」です。
「養生テープ」の使い方
工事の時に汚れや傷みを防ぐためシートで覆ったり布で包んだりすることを「養生」 いいます。
「養生テープ」は養生作業のときに使うテープで貼り付けた面を傷つけないよう粘着力が抑えられています。
「マスキングテープ」と「養生テープ」の違い
「マスキングテープ」と「養生テープ」の違いは「使用目的」と「素材」です。
「マスキングテープ」は塗料やコーティング剤が余計なところに付着するのを防ぐために使うのに対し、「養生テープ」は養生シートの固定に使うという違いで区別されます。
どちらも粘着力は弱くはがしやすいようになっていますが「マスキングテープ」は紙製が主流なのに対し「養生テープ」はポリエチレン製で粘着力はやや強めです。
「マスキングテープ」の例文
・『ペンキを塗る前にマスキングテープを貼っておく』
・『塗料が乾いたらマスキングテープを剥がす』
「養生テープ」の例文
・『養生テープでシートを固定する』
・『養生テープなら簡単にはがせる』
まとめ
「マスキングテープ」と「養生テープ」は似たようなテープですが使い道と素材で区別されます。
どちらも工事には欠かせないテープなので用途に合わせて使い分けてください。
