「割賦」と「ローン」の違いとは?分かりやすく解釈

「割賦」と「ローン」の違いとは?金融・経済

「割賦」「ローン」はどちらも分割払いに関連する話題で使われる言葉ですが具体的にはどのような意味を持つ言葉なのでしょうか。

今回は、「割賦」「ローン」の違いを解説します。

「割賦」とは?

「割賦」とは、「商品の代金を決められた期限と回数で分割して支払うこと」を意味する言葉です。


「割賦」の使い方

高額な商品を購入する際は当然まとまったお金が必要ですが、資金に余裕のない顧客にとってはまとまったお金を用意するのは簡単ではなく商品購入そのものの機会が失われてしまいます。

まとまった資金を用意するのが難しい顧客に向けて提供される販売方法が「割賦」です。

「割賦」とはいわゆる分割払いのことで商品の代金を二回以上に分けて支払う販売方法を指します。

支払いが完了するまで商品の所有権は売主にありますが商品は顧客に引き渡されるので利用権は顧客に認められます。


「ローン」とは?

「ローン」とは、「お金を借りること」を意味する言葉です。

「ローン」の使い方

銀行や信用金庫などの金融機関からお金を借りることを意味します。

一般的には特定の用途でお金を借りることを意味し、住宅や自動車など特定の商品を購入するための資金を借りることを指す言葉です。

「割賦」と「ローン」の違い

「割賦」「ローン」はどちらも商品代金を定期的に分割で支払っていく購入方法ですが支払いの仕組みが異なります。

「割賦」は割賦販売法で認められた業者と購入者が直接分割払いの契約を結ぶのに対し、「ローン」は販売者と購入者の間に金融機関が入りそこから資金を借りる形で分割払いする仕組みです。

売り手と買い手の間で契約が結ばれる分割払いが「割賦」、購入希望者が金融機関から資金を借りて購入代金に充て毎月借りたお金を返済していくのが「ローン」という仕組みの違いで区別されます。

まとめ

「割賦」「ローン」はどちらも分割で購入代金を支払う購入方法ですが支払いの仕組みに違いがあります。

審査基準や契約のルールなども異なるので利用する前に確かめておきましょう。