「口癖」と「常套句」の違いとは?分かりやすく解釈

「口癖」と「常套句」の違い生活・教育

この記事では、「口癖」「常套句」の違いを分かりやすく説明していきます。

「口癖」とは?

「口癖」は、その人物が良く口にするフレーズという意味です。

なので、「口癖」は、その人その人に、色々なフレーズがあり、決して同じことを口にしません。

なので、「口癖」は基本的にテンプレート化してお決まりのフレーズになりません。

だからあり得ないことを口にする人がいて、よくその言葉を口にするのであれば、それがその人の「口癖」です。

それがたとえ、初対面の人に対してなぜか文句を言うのが癖だった場合でもそれは、「口癖」と言われ、その人が口にするフレーズという扱いになります。


「常套句」とは?

「常套句」は、きっちりと型にはまったフレーズのことで、決まり文句のことです。

例をあげれば、この言葉を言えばこの言葉が返ってくるなというような感じでテンプレートができる言葉が「常套句」になります。

なので、おはようございますと言えば、おはようございますが返ってくるというのは、「常套句」になりテンプレート化されている決まり文句になります。

よって、「常套句」は、テンプレート化することでこれを言えばこれが返ってくるということを予想しやすいフレーズです。


「口癖」と「常套句」の違い

「口癖」「常套句」の違いを、解説します。

良く口にするフレーズときっちりと型にはまったフレーズとの違いです。

「口癖」の例文

・『彼は、必ず、初対面の人に文句を言うのが口癖だ』

「常套句」の例文

・『○○でもわかるというが、この常套句は案外と理解できない内容の書籍であることが多い』

まとめ

「口癖」は、決してテンプレート化することはできません。

なぜなら、人が良く口にする言葉というものはテンプレート化が難しく、「常套句」のように決まり文句ではありませんので、こう相手が言って来たらこう返すというテンプレートすら作り出せません。

逆に、「常套句」は、あいさつのテンプレートのようにこう言われたらこう言えばよいというテンプレートが作りやすいので、両者の大きな違いは文言をテンプレート化できるかどうかです。