本記事では、「介護士」と「介護福祉士」の違いを分かりやすく解説していきます。
「介護士」とは?
介護士とは、かいごしという読み方をする言葉です。
文字で記されたこの言葉を見れば分かる事でしょうが、病人や老人を介抱し看護するという意味の介護の文字に、資格や技術を身につけた人といった意味を有する士の文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から介護士は、介護の仕事に就いている人を表すのです。
「介護士」の言葉の使い方
介護士は、介護の仕事をしている人の総称として使われています。
総称的な言葉であるため、資格の有無には関係なく、介護の仕事を行っている人といった意味として使用されるのです。
「介護福祉士」とは?
介護福祉士は、かいごふくししという読み方をする言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を目にすれば理解出来る事ですが、病人等を看護するといった意味の介護に、公的な配慮により社会の成員が等しく充足や安心が受けられるといった意味の福祉の漢字を加え、資格や技術を持つ人物といった意味の士の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ介護福祉士は、日常生活に支障がある人の食事や入浴等の世話をしつつ、その家族に介護の指導を行う職を示します。
「介護福祉士」の言葉の使い方
介護福祉士は、障害者や老人といった人の日常生活の世話をしながら、家族に介護を行う際の指導を行っている職業に対して用いるべき言葉です。
同時に介護分野の唯一の国家資格であり、その資格を有する人だけが名乗れる名称となっています。
「介護士」と「介護福祉士」の違い
介護士と介護福祉士の文字表記を並べれば、福祉という言葉が付いているかいないかの違いがある事に気付く事が可能です。
所が他の文字は同じであり、どちらも主に介護の現場で働く人に対して使われる言葉となっています。
ただし介護士は、介護の現場で働く人の総称的な言葉であり、国家資格の有無は無関係です。
一方の介護福祉士は、介護に関する唯一の国家資格であると共に、その有資格者を表現する名称となっています。
まとめ
2つの言葉は共に、介護で働く人に対して用いられるのです。
ですが介護士は国家資格の有無は無関係で、シンプルに介護の現場で働く人という意味を表します。
対する介護福祉士は、介護に関連した唯一の国家資格の事であり、同時にその資格を持つ人を示す名称です。