この記事では、「ゴルゴン」と「メデューサ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ゴルゴン」とは?
「ゴルゴン」とはギリシャ神話に出てくる怪物の三姉妹です。
元々はポルキュースという神とケートーという女神の間に生まれた子供でしたが末の妹がポセイドンに見初められ他の女神の神殿で結ばれましたが、それが原因で女神の怒りを買い呪われて醜い怪物へと変化し、それに抗議した姉二人も同じ呪いをかけられたことで怪物の三姉妹になってしまいました。
「ゴルゴン」というのは恐ろしいものという意味のギリシャ語で、呪いで恐ろしい怪物へと変化してしまったため付けられた名前です。
「メデューサ」とは?
「メデューサ」とはギリシャ神話に出てくる怪物の名前です。
ポルキュースとケートーの間に生まれた娘の一人であり、ポセイドンの愛人となり女神の神殿で結ばれたせいで呪われて三姉妹が「ゴルゴン」と呼ばれるようになった切っ掛けを作った末妹本人の名前になります。
見たものを石のように固める邪眼を持っていて、その対策として鏡のような盾を持ちこんで討ち取ったペルセウスの逸話から、他の「ゴルゴン」姉妹よりも知名度が高いです。
「ゴルゴン」と「メデューサ」の違い
「ゴルゴン」と「メデューサ」の違いを、分かりやすく解説します。
ギリシャ神話に出てくる怪物の三姉妹を指す言葉が「ゴルゴン」で、その中でも一番下の妹の名前が「メデューサ」です。
「ゴルゴン」は呪いをかけられて蛇の頭髪を持つ怪物になってしまった三姉妹を指す総称であり、「メデューサ」はその中の一人の名前である個体名になります。
そのため「ゴルゴン」は三人いますが「メデューサ」は一人だけです。
まとめ
三姉妹の総称が「ゴルゴン」でありその中の一人の個体名が「メデューサ」という関係です。
そのため「メデューサ」が「ゴルゴン」というのは正しいですが、「ゴルゴン」が「メデューサ」という認識は間違いになります。