「時期」と「時季」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「時期」と「時季」の違い新語・ネット語

この記事では、「時期」「時季」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「時期」と「時季」の違い

どちらも「じき」と発音し、時を表す言葉として使います。

しかし、それぞれが持つ意味には、違いがあります。

「時期」は、簡単に言うと「期間」を表し、「時季」の方は、季節を表します。

「時期」「時季」の違いを理解して、日本語を正しく使えるようにしましょう。


「時期」と「時季」の使い方の違い

「時期」は、季節に関係なく、ある一定の時間を示す時に使う言葉です。

例えば4字熟語の「時期尚早」

これは、「何かをするのにまだ今は早すぎる」を意味します。

この4字熟語の中の「時期」は、「今」と言う期間、つまりタイミングを表しています。

一方で「時季」は、季節と関連する事柄に関連して使います。

「お花見の時季になりました」といえば、お花見=春の行事ですよね。


「時期」と「時季」の英語表記の違い

日本語では「時期」「時季」の違いがよく分からなくても、英語に訳せば、その違いがはっきりと理解できます。

「時期」「time」「period」です。

例えば「今の時期に」を英語にすると「in this period」となります。

「時季」は英語で「season」(シーズン)です。

これは外来語として 頻繁に使われています。

例えば、「クリスマスシーズンの季節」を英訳すると「christmas sale season」です。

「時期」の意味

「時期」は、ある一定の期間やタイミングを示す言葉です。

また、「その時期が来れば、全てがわかるだろう」と使われる時の「時期」は、「ある時」「くるべき時」の意味になります。

「時期」の使い方

月末などで仕事が忙しい時には、「今の時期は忙しい」と言います。

また、ティーンエイジャーが頻繁にパーティーをしていると、「今が楽しい時期だからね」と大人が口にします。

このように、ある一定期間を表現するときに使います。

「時期」を使った例文

・『時期が悪かった。先週だったら大丈夫だったのに、残念だ』
・『また時期が来れば、きっと上手くいくよ』
・『この時期は、ほとんどの人がイライラしている』
・『考えられないかもしれませんが、私にもそんな時期がありました。』

「時期」の類語

「時期」と同じように使われる言葉には、「期間」「間」「タイミング」があります。

「時期がきたら」の場合、「その時」「くるべき時」が同義語になります。

「時期」の対義語

「時期」の対義語として、使えるのが「時期外」です。

「時季」の意味

「時季」は季節と関係ある時に使われます。

桜の時季、クリスマスの時季など、風物詩や行事と関連している言葉です。

また、「今はカニの美味しい時季だ」となれば、この時期は「旬」を表す言葉になります。

「時季」の使い方

季節を意識した表現する時に「時季」を使います。

「時季」を使った例文

・『今が時季だから、とっても甘いよ』
・『あの公園は、お花見の時季になると大混雑だ、』
・『紅葉が美しい時季になりました』
・『時季外れのサンタクロース』

「時季」の類語

「時季」の類語と同じように使われているのが、「季節」「シーズン」、そして「旬」です。

「時季」の対義語

「時季」の反対の意味を表す時には、「時季外れ」「季節外」を使います。

まとめ

「時期」「時季」、同じ発音ですが、それぞれ違うように使われます。

この二つの言葉の持つ意味をしっかり理解して、正しく使いましょう。