この記事では、「更新」と「延伸」と「延期」の違いを分かりやすく説明していきます。
「更新」とは?
新しく改めることという意味合いがあり、記録を更新するなどの使い方や社用車を更新するなどの使い方をします。
ホームページの更新は新しく改めるというニュアンスはそれほど強くなく、日記記事を追加するというケースでも使われています。
プログラムの更新に関しても脆弱性の解消などでも更新という言葉で、デザインや操作性などが変化していないケースでも更新という言葉が使われています。
契約更新という言葉は新しく改めるという例でわかりやすいものと言えます。
なお、モデルチェンジによる新製品に関してはあまり更新という言葉は使われていません。
「延伸」とは?
距離や時間などを延ばすことを指し、鉄道路線やバス路線の延伸がイメージしやすく、実際に計画自体はいくつもありますが実現していないものも数多くなっています。
時間の延伸という言葉も使えなくはないですが、延長するという言葉のほうが利用例が多くなっています。
また、もともとあるものが伸縮式であるラジオのアンテナのようなものも延長という言葉を使うため、日常的に延伸という言葉を使うことはかなり少ないと言えます。
プラスチックの延伸フィルムというものもありますが専門的なものと言えます。
対義語は短縮となっていますが、鉄道やバス路線では短縮とは言わず区間廃止などという表現をしています。
「延期」とは
期間を先にするという意味合いの言葉で、製品の発売日延期が身近な例と言えます。
延期には様々な事象が重なるため発生しやすい事象と言えるでしょう。
また、発売日に無理に間に合わせることでリコールが多発してしまうというケースも問題ではあります。
期間や時間以外には延期になることはなく、開始時間の延期であればその日のうちの朝8時を朝10時に延期ということもありえ、発売時期の延期であれば数ヶ月または発売日が未定になってしまうほどの延期もあります。
延期の対義語としては前倒しがありますが、現実として発売が前倒しになるケースはかなり少なく、条例や法律の施行などが前倒しになるというケースはあります。
「更新」と「延伸」と「延期」の違い
更新は新しく改めることで、契約を更新したり、ホームページを更新するという使い方があります。
ある程度元のものを残しつつ改めるケースが多いと言えます。
延期は期間を先にすることのため、更新を延期するという言葉も使えます。
延伸は距離や期間を長くすることで、主に鉄道やバス、道路の延伸という使い方をしています。
延長という言葉もあるため多くは使われません。
延伸の延期という使い方では延伸開業が遅れるということになります。
延期は期間、時間のみに使える言葉ですが、分単位から使うことができます。
まとめ
更新と延伸と延期では更新のみ長くなるという意味合いが薄くなっています。
延伸は主に長さがあるもの、延期は時間、期間に対して使われます。