この記事では、「お湯」と「清湯」と「白湯」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お湯」とは?
「お湯」とは、水を沸かして熱くしたもの、または熱くなったもののことです。
他にも、温泉、いで湯、銭湯、風呂などの意味もあります。
「お湯」を使った例文をいくつかご紹介します。
『給湯器があると、すぐにお湯が使えて便利です』、『(お)湯屋とは銭湯や風呂屋のことを意味しています』、『お湯が熱すぎるので、水を加えて、ぬるま湯に調整した』「お湯」の類語としては、「熱湯」、「湯」、または「温湯」などがあります。
「清湯」とは?
「清湯(ちんたん)」とは、中華料理の一種で色が濁っていない澄んだスープのことを言います。
「清湯」が使われている例文をいくつか挙げてみます。
『このラーメン店は清湯スープがとても美味しい』、『この中国料理店の名物である清湯スープを注文してみる』、『清湯スープを自分で作ってみることにした』
「白湯」とは?
「白湯」は2種類あります。
一つ目は「白湯(さゆ・しらゆ・はくとう)」で、真水を沸かしただけの湯のことで、他に何も入れていないものを指します。
もう一つは「白湯(パイタン)」で、白濁したスープのことを言い、中華料理の一つです。
「白湯」を用いた例文をいくつか見てみましょう。
『私の祖母は食後に白湯(さゆ)を飲む習慣がある』、『この中華料理店では、白湯(パイタン)スープが人気だ』、『白湯(さゆ)を飲むことで、美容と健康に良い効果が期待できると言われている』
「お湯」と「清湯」と「白湯」の違い
「お湯」とは水を沸かして熱くしたもの、または熱くなったもののことを言います。
「清湯」は色が濁っていない澄んだスープのことを指します。
また、「白湯(さゆ・しらゆ・はくとう)」は真水を沸かしただけの湯のことで、他に何も入れていないものです。
「白湯(パイタン)は白濁したスープのことです。
「お湯」は熱くなった水のことなので、熱湯も該当しますが、沸騰し続けたものではありません。
「お湯」を沸騰し続けたものが「白湯(さゆ・しらゆ・はくとう)」になります。
すべての言葉に「湯」という字が入っていますが、それぞれ意味合いが異なります。
まとめ
「湯」は日本語では水を沸かして熱くなったもののことを言いますが、中国語では「スープ」のことを意味しています。
なので、日本の銭湯で、「湯」と書かれた暖簾を見かけると、スープだと勘違いしてしまう中国人もいるようです。
漢字はもともと中国から日本へ渡ってきたものです。
しかし、同じ漢字でも日本と中国では異なる意味のものが存在している点は興味深いものがあります。
「白湯(さゆ)」は「お湯」とは違う作り方ですし、それによって美容や健康効果が高まると言われています。
美味しい「白湯」をいただくためにも、使用する水や、水を沸かすヤカンなどにこだわってみるのも良いでしょう。
「白湯」や水の美味しさを知ることで、より美容と健康に良い効果が期待できるかもしれません。