この記事では、「弔問者」と「会葬者」と「参列者」の違いを分かりやすく説明していきます。
よく似た言葉を、正しく見分けていきましょう。
「弔問者」とは?
弔問者とは亡くなった方のご自宅を訪ねて、弔問をおこなう方のこと。
取り急ぎお悔やみの気持ちを、伝える方をさします。
一般的にはお亡くなりになった方の知人や友人、仕事関係の方をあらわします。
また地域によっては、お通夜や告別式の日時にあわせて訪問する方を弔問者といっています。
迎え入れるご遺族の方は、忙しい時間を割いて顔を出して頂いたことに、感謝の気持ちをお伝えしていきます。
故人と何らかのご縁があった方々なので失礼のないよう、心を込めて対応しておくことが大切です。
「会葬者」とは?
会葬者とは、葬儀に参加する方のこと。
亡くなった方の告別式に、参列する方々をあらわします。
社葬など大きなお葬式の場合には、多くの会葬者が訪れるので、かなりの人数に広がることもあります。
会葬者となったときは席にふさわしい、フォーマルな服装で臨みます。
故人を悼みお別れすることが目的となるので、大きな声で話すなど、遺族の方の心をかき乱さないように気を配ります。
また遺族として会葬者を迎える場合も、それなりの気遣いが求められます。
最期のお別れをともに悲しんでくれる方を、気持ちよく出迎えることが大切です。
「参列者」とは
参列者とはお通夜や告別式に、参加する方々のこと。
身内とは異なる、見送る方々になります。
故人と生前繋がりがあった方、懇意にしていた方など、それ相当の方々がここにあたります。
参列者の方々は葬儀がおこなわれる前に、受付に出向きます。
そして簡単なお悔やみの言葉を述べて、あらかじめ準備しておいた香典を手渡し、記帳をおこないます。
葬儀の席についたらその場にあわせた、大人の振る舞いを心がけておくことが大切です。
「弔問者」と「会葬者」と「参列者」の違い
「弔問者」と「会葬者」と「参列者」はとても良く似ています。
いずれも喪の席を、訪れる方をあらわします。
厳密に区別していくと、弔問者は弔問に訪れた方。
亡くなった方のご遺族を訪れて、お悔やみの言葉を述べる人をあらわします。
この場合は、通夜や葬儀に関係なく取り急ぎ駆けつける方を言い表します。
そして会葬者とは、告別式に参加する方のこと。
事情があってお通夜には参加できず、告別式のみ参列される方をあらわします。
そして参列者はお通夜と告別式の区別なく、葬儀に参列される方全てをふくんでいます。
まとめると弔問に訪れた方は弔問者。
告別式の参加が会葬者。
お通夜や告別式に参加される方は参列者です。
まとめ
「弔問者」と「会葬者」と「参列者」の違いを分かりやすくお伝えしました。
いずれも故人の方と、最期のお別れをされる方です。
弔問者はご遺族の元を訪れて、お別れの気持ちを伝える方です。
会葬者は告別式に参列される方です。
そして参列者は、葬儀全般に参列される方をいいあらわします。