「ロースト」「グリル」「ソテー」という3つの言葉は、お肉や一部食材の調理方法を表す言葉です。
この記事では、「ロースト」と「グリル」と「ソテー」の意味や違い、使い方を分かりやすく説明していきます。
「ロースト」とは?
「ロースト」とは一般的にお肉をオーブンで焼き上げたり、串刺しにして直に火で炙り焼きにする調理方法のことを言います。
長い時間をかけて蒸し焼きにする調理方法なので、大きなお肉やナッツ類などが食材の対象となります。
フランス語では「ロースト」のことを「ロティ」と言い、どちらも料理名につけられていることが多くあります。
「ロースト」という調理方法はお肉の中に旨味をじっくりを閉じ込めて、ふんわりとした柔らかい食感に仕上げることができるのも特徴です。
「ロースト」の例文
・『クリスマス用の大きなチキンをローストしています』
・『コーヒー豆をローストすると、香ばしくていい香りがする』
「グリル」とは?
「グリル」とはお肉を始めとした、魚や野菜などさまざまな食材を香ばしい焼き目をつけならが焼き上げる調理方法を言います。
一般的には、コンロの下に設置されている魚用グリルを使用して調理します。
その他にも、直火や網焼きにする方法があり、焦げすぎてしまう可能性の高い調理法なので適度にひっくり返したり、焼き加減を確認しながら焼き上げたりすることが大切です。
「グリル」の例文
・『旬の秋刀魚をお裾分けしてもらったので、グリルで香ばしく焼き上げることにした』
・『今日のディナーはお肉をグリルにした料理がメインのコースを注文しました』
「ソテー」とは?
「ソテー」とはフライパンや鍋に油やバターを熱して、調理方法は違うもののお肉だけでなく、魚や野菜を食べやすい大きさにカットして素早く焼き上げる調理方法のことを言います。
お店では、「チキンソテー」「ポークソテー」「ほうれん草のソテー」といった料理がよく知られています。
自宅でも簡単にできる調理方法なので、3つの調理方法の中でも、一番身近なものだと言えます。
「ソテー」の例文
・『今日はほうれん草が安く買えたので、ベーコンと一緒にソテーする予定です』
・『チキンソテーはバターの風味がよく、やわらかくてジューシーな味わいで美味しいです』
「ロースト」と「グリル」と「ソテー」の違い
「ロースト」「グリル」「ソテー」の3つの言葉の違いは、焼き時間に大きな差があります。
「ロースト」は大きなお肉や固いナッツ類を時間をかけて焼き上げ、「グリル」は焦げ目を程よくつけながらじっくりと焼き上げ、ソテーは菜箸やヘラで素早く焼き上げるといった違いがあります。
「ロースト」「グリル」はほとんど丸ごとのまま調理をしますが、「ソテー」は食べやすい大きさにカットして調理するというのも違いです。
まとめ
ここでは「ロースト」「グリル」「ソテー」の3つの言葉について、意味や違い、使い方を例文を用いて簡単に説明してきました。
それぞれ同じ焼き上げる調理方法でも、食材や食材の大きさ、焼き上げる時間などに違いがあります。
料理の好きな人は、調理方法として覚えておきましょう。
