「ジュゴン」と「スナメリ」と「マナティ」の違いとは?分かりやすく解釈

「ジュゴン」と「スナメリ」と「マナティ」の違い言葉の違い【3語】

この記事では、希少な海の動物である「ジュゴン」「スナメリ」「マナティ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ジュゴン」とは?

ジュゴン目ジュゴン科ジュゴン属に分類される哺乳類で海に住む大型の草食獣です。

体長は2. 5~3m、体重は300~450kgに至ります。

海草を主食としていますが、ゴカイ、カニ、ホヤを食べて栄養にすることもあります。

寿命は70年以上とされます。

2021年現在日本でジュゴンを飼育している水族館は三重県の鳥羽水族館だけとなっており、沖縄にも生息してはいますが、辺野古基地建設の問題もあり今後が危惧されています。

沖縄のダイビングスポットにはジュゴンが見られる地域があり、名護市にはジュゴンの見える丘という丘があります。

またフィリピンのブスアンガではジュゴンに会えるツアーを開催している時期もありました。


「スナメリ」とは?

ネズミイルカ科スナメリ属に属する海棲哺乳類の小型のイルカで、体長は1. 6~2. 0m、体重は40~50kg程度とされています。

ゼゴ、ゼゴンドウ、ナメクジラ、ナミウオ、ボウズウオなど多数の異名を持っています。

魚類、甲殻類、タコ・イカなどを食べ、日本では採捕することは禁止されています。

三河湾や瀬戸内に生息していることからスナメリを鑑賞するクルーズの企画もありました。

日本の水族館では仙台うみの杜水族館、鳥羽水族館、宮島水族館、海の中道海洋生態科学館 マリンワールド海の中道などで見ることが出来ます。

関東の水族館では見られません。


「マナティ」とは

哺乳綱カイギュウ目(海牛目)に属する科で、哺乳類に分類される動物で、人魚のモデルだとされています。

河川や湖、河口など淡水だけでなく沿岸などに生息します。

体長は種にもよりますが2. 5m~4. 0m程度、体重は500kgを超え、大きなものでは800kgを超すものもいます。

海草や水生植物を主食としていますが陸上植物を食べるケースもあります。

フロリダでマナティと泳ぐツアーが有り、日本の水族館では熱川バナナワニ園、鳥羽水族館、新屋島水族館、美ら海水族館で飼育されており熱川より北で見ることは出来ません。

「ジュゴン」と「スナメリ」と「マナティ」の違い

「ジュゴン」「マナティ」は哺乳類で見た目が比較的近いのですが明らかにマナティのほうが大きく、体重も重くなっています。

「スナメリ」はイルカの一種なので見た目的にも違いがわかりやすく体長体重ともにこの中で最も小さくなっています。

ジュゴンとスナメリとマナティが見られるのは鳥羽水族館だけとなっています。

なおいずれも減少が問題になっている動物でもありますが、マナティのみ回復傾向にあります。

まとめ

「ジュゴン」「スナメリ」「マナティ」はいずれも哺乳類ですがサイズ的な違いがあり、スナメリはイルカの一種なので見分けやすいと言えます。

鳥羽水族館ではいずれも飼育しており、ジュゴンの飼育例が特に少なくなっています。