「アライグマ」と「タヌキ」と「レッサーパンダ」の違いとは?分かりやすく解釈

「アライグマ」と「タヌキ」と「レッサーパンダ」の違い言葉の違い【3語】

この記事では、「アライグマ」「タヌキ」「レッサーパンダ」の違いを分かりやすく説明していきます。

この3種は見た目が非常に酷似しており、見分け難いですが、主にしっぽの長さや模様に違いがありますので、この記事を参考にしていただければ幸いです。

「アライグマ」とは?

「アライグマ」とは、哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属の動物です。

外見は少し猫背になっており、目の周りの黒い模様や白くて太いヒゲ、黒と茶褐色のシマが交互に入ったしっぽが特徴です。

体長は40~60cm程度、体重は6~8㎏程度で後述の「レッサーパンダ」さほど変わりませんが、しっぽの長さが20~40cmと少し短くなっています。

生態は夜行性で雑食ですが、やや肉食に近い雑食です。

「アライグマ」はもともと日本にはおらず、現在では特定外来生物に指定されており、1960年代ごろから野生化したものがみられるようになったと言われています。


「タヌキ」とは?

「タヌキ」とは、哺乳綱食肉目イヌ科タヌキ属の動物です。

外見は体毛が非常に多いことから太くずんぐりとした体形となっており、前述の「アライグマ」よりも狭いですが目の周りの黒い模様、縞模様の無い短く黒いしっぽが特徴です。

体長は50~70cm程度、体重は4~6㎏程度となり、尾の長さが13~25cmと短くなっています。

生態は夜行性で雑食です。

主に山中に生息していますが、日本では都市部や村落など人間の生活領域でも目撃されています。

なお、世界的な生息域は日本や韓国、中国などのにしか生息しておらず、珍しい動物です。


「レッサーパンダ」とは?

「レッサーパンダ」とは、哺乳綱食肉目レッサーパンダ科レッサーパンダ属の動物です。

外見は栗色で明るい体毛、眉毛のような白い模様、栗色に白いシマの入ったしっぽが特徴です。

体長は50~65cm程度、体重は3~6㎏程度で尾の長さが30~60cmと長くなっています。

生態は夜行性で雑食ですが、やや草食に近い雑食です。

なお、「レッサーパンダ」は絶滅危惧種に指定されているため、現在では目撃できる場所が動物園などに限られます。

「アライグマ」と「タヌキ」と「レッサーパンダ」の違い

この3種は生物学上の分類も異なりますが、見分けやすいのはしっぽにあります。

しっぽの特徴は以下の通りです。

「アライグマ」=黒と茶褐色のシマが交互に入った20~40cmと少し短いしっぽ
「タヌキ」=縞模様の無い黒くて13~25cmと短いしっぽ
「レッサーパンダ」=栗色に白いシマの入った30~60cmと長いしっぽ

まとめ

「アライグマ」「タヌキ」「レッサーパンダ」についてまとめると以下となります。

「アライグマ」とは、黒と茶褐色のシマが交互に入った20~40cmと少し短いしっぽが特徴の哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属の動物です。

「タヌキ」は縞模様の無い黒くて13~25cmと短いしっぽが特徴の哺乳綱食肉目イヌ科タヌキ属の動物です。

「レッサーパンダ」は栗色に白いシマの入った30~60cmと長いしっぽが特徴の哺乳綱食肉目レッサーパンダ科レッサーパンダ属の動物です。