この記事では、「埋伏歯」と「親知らず」の違いを分かりやすく説明していきます。
「埋伏歯」とは?
埋伏歯とは、歯が顎の骨や歯肉の中に埋まっていて出てこないものをいいます。
完全に埋まっている場合もありますし、歯の一部が見えている場合もあります。
埋伏歯と書いて「まいふくし」と読みます。
埋伏歯の多くは親知らずです。
現代人は顎が小さくなっているので、親知らずが生えるスペースがなく埋伏してしまうことが多いといわれています。
また、埋伏歯は1つの歯だけ埋まっていることもありますが、複数の歯が埋伏している場合もあります。
そのまま放っておいてもいい場合もありますし、治療が必要になったりもします。
「親知らず」とは?
親知らずとは、歯の一番奥に生える永久歯のことをいいます。
第三大臼歯や智歯と呼ばれることもあります。
10代後半から20代前半にかけて生えてくる歯で、生えない人もいます。
永久歯の中では生えてくるのが一番遅い歯です。
そのため歯が生えてくることを親が知らないという意味で親知らずといわれるようになりました。
親知らずは横向きに生えていたり、斜めに傾いて生えてきたりすることもあります。
その場合には歯ブラシが届きづらいので、虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。
何かトラブルが起きた場合には、抜歯するのが一般的です。
「埋伏歯」と「親知らず」の違い
埋伏歯は埋まっていて歯茎から出てこない歯や一部だけしか出てこない歯のことで、親知らずは一番奥に生えてくる歯のことです。
埋伏歯の多くは親知らずですが、必ず親知らずが埋伏歯になるとは限りません。
真っすぐ生えてくる人もいます。
また、親知らず以外の歯が埋伏歯になることもあります。
まとめ
埋伏歯は歯が顎の骨や歯肉の中に埋まっているもので、完全に埋まっている場合と一部は出ている場合があります。
親知らずは歯の一番奥に生えてくる歯で、第三臼歯のことをいいます。