「共存」と「依存」と「共生」の違いとは?分かりやすく解釈

「共存」と「依存」と「共生」の違い生活・教育

この記事では、「共存」「依存」「共生」の違いを分かりやすく説明していきます。

「共存」とは?

「共存」「きょうぞん・きょうそん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「2つ以上のものが一緒に存在すること」という意味で、同じ場所や地域に2つ以上のものが同等の立場であることです。

2つ目は「2つ以上の生き物が、互いに助け合って生きること」という意味で、お互いに支え合って一緒に生きていることです。

上記に共通するのは「一緒にそこにある」というう意味です。


「共存」の使い方

「共存」は名詞として「共存する・した」と使われたり、形容詞として「共存の精神」などと使われたりします。

基本的に、2つ以上のものが同時に存在することや、お互いに助け合って生存することに使われる言葉です。


「共存」の例文

・『アフリカでは動物と人間がうまく共存している』

「依存」とは?

「依存」「いぞん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「他に頼って生きること」という意味で、自分以外の人に頼って生活したり、存在する状態のことです。

2つ目は「それがないと生きていけない状態」という意味で、それがないと不安になってしまう精神的な症状のことです。

上記に共通するのは「他に頼る」という意味です。

「依存」の使い方

「依存」は名詞として「依存する・した」「依存される・された」「〇〇依存症」などと使われることが多くなります。

基本的に、人に頼って生きることや、それがないと不安になる精神的に症状に使われる言葉です。

「依存」の例文

・『彼女は恋人に依存し過ぎてフラれた』

「共生」とは?

「共生」「きょうせい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「2人以上が一緒に同じ場所で暮らすこと」という意味で、相手と同じところで生活することです。

2つ目は「種類の異なる生物が、お互いに影響し合って生活すること」という意味で、一方的な寄生も含まれます。

上記に共通するのは「一緒に生きる」という意味です。

「共生」の使い方

「共生」は名詞として「共生する・した」「共生関係」などと使われたりすることが多くなります。

基本的に、同じ場所で一緒に生活することや、お互いに作用しあって生きることに使われる言葉です。

「共生」の例文

・『寮では多くの学生が共生している』

「共存」と「依存」と「共生」の違い

「共存」「2つ以上のものが同時に存在すること」「お互いに助け合って生存すること」という意味です。

「依存」「人に頼って生きること」「それがないと不安になる精神的に症状」という意味です。

「共生」「同じ場所で一緒に生活すること」「お互いに作用しあって生きること」という意味です。

まとめ

今回は「共存」「依存」「共生」について紹介しました。

「共存」「同時に存在する」「依存」「人に頼る」「共生」「お互いに作用しあって生きる」と覚えておきましょう。