「勉強」と「学習」と「学び」の違いとは?分かりやすく解釈

「勉強」と「学習」と「学び」の違いとは?言葉の違い【3語】

知識や経験を自分の中に取り入れることを「勉強」「学習」「学び」と言ったりします。

どの言葉も、学生時代だけでなく社会人になってからでも身近にあるものです。

どれも同じような意味合いに感じつ言葉ですが、果たして違いはあるのでしょうか。

この記事では、「勉強」「学習」「学び」の違いを分かりやすく説明していきます。

「勉強」とは?

「勉強」とは、学問や技術を学ぶこと、経験から学ぶことを意味した言葉です。

特に、学生時代に耳が痛くなるほど聞いた言葉ではないでしょうか。

人は、他者から教わったり自分が経験を積むことで、学問や技術を知識として身につけるわけですが、その手段のことを「勉強」といいます。

本を読む、ノートに書く、師匠のまねをするなどといった、身につける為にする行為自体が「勉強」ということになります。


「勉強」の例文

・『勉強の成果をテストで発揮できるかどうかはわからない』
・『今回は痛い目をみたが、いい勉強になった』


「学習」とは?

「学習」とは、経験を積むことによって学問や技術を学ぶことを意味しています。

学ぶという意味では「勉強」と同じですが、「学習」は、「勉強」を繰り返し行うことで自分の中に取り入れられたものといったイメージです。

あることを「学習」する為に「勉強」をするといった意味合いです。

「学習」の例文

・『勉強を積み重ねることで、人は学習していく』
・『チンパンジーは、人間に匹敵するほどの学習能力を持っている』

「学び」とは?

「学び」とは、文字通り学ぶことを意味した言葉です。

学問や技術だけにとどまらず、趣味や好きなことに関しても自分の中に知識として取り入れることを「学び」といいます。

「勉強」「学習」が比較的受け身の姿勢だったのに対し、「学び」は自分から積極的に学びにいくといったイメージになります。

「学び」の例文

・『勉強の姿勢から学びの姿勢へ意識を変えることが大切です』
・『学びは、真似びから変化した言葉だともいわれています』

「勉強」と「学習」と「学び」の違い

では、「勉強」「学習」「学び」にはどのような違いがあるのでしょうか。

「勉強」とは、「学問や技術を身につける為の手段のこと」を指した言葉です。

身につける為にする行為すべてを「勉強」といいます。

「学習」とは、「経験や勉強によって、学問や技術や知識を身につけること」を意味しています。

「学習」は、「勉強」の先の段階と言えます。

「学び」とは、「学んだこと全般」を指した言葉です。

好きなことや趣味などに関しても使われる言葉で、他の言葉に比べ、主体的に学んでいくという意識に違いがあります。

まとめ

これまで「勉強」「学習」「学び」について述べてきましたが、段階の違いや意識の違いによる使い分けがされる言葉でした。

学生時代でも、社会人になってからでも、その時にしか学べないことは多々あります。

どんなことにでも学びの姿勢を持って、積極的に取り組んでいきたいものです。