この記事では、「手塩皿」と「豆皿」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手塩皿」とは?
「天塩皿」【てしおざら】とは、直径が3寸(約9cm)ほどの浅い皿のことです。
食卓に添える塩を「手塩(てしお)」「御手塩(おてしょ)」といい、少量の天塩を添えるのにちょうど良い大きさの食器であることから、その名で呼ばれています。
「手塩皿」は食事に使う塩を入れるほか、食卓を清める意味で塩を盛るために使われてきました。
醤油や付けだれなどの調味料、漬け物などの箸休めを入れるのにちょうど良く、場所をとらないことから幅広い用途に使われています。
「手塩皿」の大きさの明確な基準はなく、小皿(直径9〜14cm程度の皿)よりさらに小さいものが「手塩皿」と呼ばれています。
「豆皿」とは?
「豆皿」【まめざら】とは、直径が3寸(約9cm)ほどの浅い皿のことです。
漢字の「豆」は、「豆電球」「豆柴」のように通常の大きさに比べて小さいことを意味しています。
豆を入れるための皿というわけではなく、使い方に決まりはありません。
漬け物などの箸休めを盛ったり、醤油や塩などの調味料を入れたりするのに適しています。
なお、「豆皿」の大きさの明確な基準はなく、小皿(直径9〜14cm程度の皿)よりさらに小さいものが「豆皿」と呼ばれています。
字が表す通り、豆粒のようにかわいらしく、コレクションやギフト用の皿としても人気があります。
「手塩皿」と「豆皿」の違い
「手塩皿」と「豆皿」の違いを分かりやすく解説します。
「手塩皿」「豆皿」は、直径が3寸(約9cm)ほどの浅い皿大きさの皿の呼び方です。
名前が違っていますが、実はどちらも同じものを指しています。
かつては塩を添える皿という意味で「手塩皿」と呼ぶことが多かったのですが、塩以外の食品を入れて使うことが増え「豆皿」とも呼ばれるようになりました。
つまり、「手塩皿」「豆皿」とどちらの名前で呼んでも意味は大きく変わりません。
使われている漢字が違うので「手塩皿」は塩を入れる皿、「豆皿」はおかずを入れる皿といった印象を持たれがちですが、どちらも調味料、惣菜、漬け物、デザートなどさまざまな用途で使うことができます。
まとめ
「手塩皿」と「豆皿」は、小皿(直径9〜14cm程度の皿)より小さな皿の呼び方です。
名前は違いますが、実はどちらも同じ皿を指しています。