この記事では、「列挙」と「列記」と「箇条書き」の違いを分かりやすく説明していきます。
「列挙」とは?
「列挙」あ「れっきょ」と読みます。
意味は「並べ挙げて示すこと」で、ひとつひとつ数え上げて表すことを言います。
「列」は「連なり並ぶ」という意味、「挙」は「あげる」とも読み「多くのものの中から取り上げる」という意味、「列挙」で「多くのものの中から取り上げて、連ねて並べること」になります。
「列挙」の使い方
「列挙」は名詞として動詞を伴い「列挙する・した」と使われたり、副詞として「列挙して」と使われたりします。
基本的に、数多くあるものの中からひとつひとつ取り上げて、並べて示すことに使われる言葉です。
「列挙」の例文
・『彼はサービスについて不満な点を次々と列挙した』
「列記」とは?
「列記」は「れっき」と読みます。
意味は「ある事柄を並べて書き示すこと」で、数おおくある事柄をひとつひとつ書いてしるすことを言います。
「記」は「しるす」とも読み、「事柄を書き留める」という意味、「列記」で「事柄を書き留めて連ねること」になります。
「列記」の使い方
「列記」は名詞として動詞を伴い「列記する・した」と使われたり、副詞として「列記して」と使われたりします。
基本的に、数多くある事柄を、ひとつひとつ書き留めて表すことに使われる言葉です。
「列記」の例文
・『相手に対する要望をまとめて列記する』
「箇条書き」とは?
「箇条書き」は「かじょうがき」と読みます。
意味は「複数の事柄を、ひとつひとつの項目に分けて短く書き並べること」という意味で、「ですます」などの表現を省いて、要件だけを手短に書き並べることを言います。
「箇条」は「ある事柄を、幾つかに分けて並べたもの」という意味、「書き」は動詞「書く」の名詞形で「文章を著す」という意味、「箇条書き」で、「ある事柄を、幾つかにけて文章に著したもの」になります。
「箇条書き」の使い方
「箇条書き」は名詞として「箇条書きにする・した」と使われたり、形容詞として「箇条書きの」と使われたりします。
基本的に、複数の事柄を、幾つかの項目に分けて、短い文章で書き並べることに使われる言葉です。
「箇条書き」の例文
・『今回の反省点を箇条書きにして上司に提出する』
「列挙」と「列記」と「箇条書き」の違い
「列挙」は「数多くあるものの中からひとつひとつ取り上げて、並べて示すこと」という意味です。
「列記」は「数多くある事柄を、ひとつひとつ書き留めて表すこと」という意味です。
「箇条書き」は「複数の事柄を、幾つかの項目に分けて、短い文章で書き並べること」という意味です。
まとめ
今回は「列挙」と「列記」と「箇条書き」について紹介しました。
「列挙」は「並べて示す」、「列記」は「ひとつずつ書き留める」、「箇条書き」は「項目別に書き著す」と覚えておきましょう。