「診療所」と「医院」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「診療所」と「医院」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「診療所」「医院」の違いを分かりやすく説明していきます。

「診療所」とは?

医師もしくは歯科医師が、公衆もしくは特定多数人のために、医業または歯科医業を実施する場所を意味する言葉です。

患者を入院させるための施設を有していないか、19人以下の患者を入院させるための施設を有するものだと定義されます。

「診療所」は、無床診療所と有床診療所の2種類に分けられます。

無床診療所はその名の通り、入院施設を持たない診療所で、有床診療所は19床以下の入院施設を持つ診療所です。

また、「診療所」は、地域の基本的な医療ニーズに応えるための施設として機能し、一般的な外来診療や予防医療、健康相談などを提供しています。


「医院」とは?

診療所と同様に、医師が独立して開業する小規模な医療施設を意味する言葉です。

しかし、「医院」という言葉には法的な定義はなく、医療法には登場しないとされます。

「医院」という名称は、診療所と同じく、入院施設を持たないか、あるいは少数のベッドを持つ医療施設に対して使われることが一般的です。

また、「医院」は、特定の医療分野に特化した診療を提供することが多く、地域社会に密着した医療サービスを提供する場としての役割を担います。


「診療所」と「医院」の違い

「診療所」「医院」の違いを、分かりやすく解説します。

「診療所」「医院」は、どちらも医療サービスを提供する施設を意味する言葉ですが、それぞれに違いがあります。

「診療所」は、一般的な外来患者の診察を実施する小規模施設を表現する際に使用する言葉です。

その一方で、「医院」は、より多くの医療機器を備え、幅広い診療科目を扱うことが可能な施設を表現する際に使用する言葉です。

このように、「診療所」は、比較的軽い症状の治療や一般診療に対応し、「医院」は、それに加えて、より専門的な治療や検査を提供する場所だと考えられます。

まとめ

「診療所」「医院」は、どちらも小規模な医療施設であり、入院施設を持たないか、もしくは限られた数のベッドを持つ点で共通しています。

しかし、「医院」という言葉はより非公式で、地域社会に根ざした医療サービスを提供する施設という印象が強いと言えるでしょう。