「交易」と「国交」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「交易」と「国交」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「交易」「国交」の違いを分かりやすく説明していきます。

「交易」とは?

「交易」とは互いに品物を交換あるいは売買することです。

特に仕入れた場所と遠く離れた場所に品物を運んで売買することを指します。

国内の離れた地域を行き来して品物を売買することもありますが、外国まで運んで売買することも珍しくありません。

国が支援や関税などで介入することもありますが、国が交易を命じたとしてもA国が直接B国に売買を行うという形ではなく、商社や商人のような企業や個人が行うものです。


「国交」とは?

「国交」とは国と国が交流することです。

政治的に重要な地位にいる人が相手国に訪問したり、相手国との交流の架け橋となるための人員を大使や使節団として相手国に駐在させるなどが代表的な例になります。

友好の証として物品などの贈ることもしばしばありますが、目的はあくまでも国同士で友好関係を深めることなので絶対に金銭や物品のやり取りが必要というわけではではありません。

また物を贈ったり取引するにしてもそれを提供した商社や商人の名前ではなく、国の名前で取引することになります。


「交易」と「国交」の違い

「交易」「国交」の違いを、分かりやすく解説します。

商品を遠くに離れた場所に運んで売買することが「交易」で、国と国の交流やそれによって仲を深めることが「国交」です。

「交易」は国と国を行き来することもあれば国内だけで完結することもありますが、「国交」は国が他の国と交流することなので二カ国以上が関わります。

また「交易」は商社や商人がすることですが、「国交」は国がすることです。

まとめ

「交易」は商社や商人がするもので商売のために行うもの、「国交」は国がその国の看板を背負ってすることで国同士の仲を深めるためにするものと、誰が行うのかと何を目的にしているのかが違います。

「交易」の場合はお金のために商品を取引すること自体が目的ですが、「国交」の場合は物品やお金を取引するのは仲良くなるための手段でしかありません。