「草むら」と「茂み」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「草むら」と「茂み」の違いとは?言葉の違い【3語】

草がたくさん生えていることや場所を表す言葉には「草むら」「茂み」があります。

この記事では、「草むら」「茂み」の違いを分かりやすく説明していきます。

「草むら」とは?

「草むら」は草が群がって生えている場所を表す言葉であり、特に平地や広い面を表す時に使います。

「草むら」はある程度人の手によって整理されているものも存在しており、こちらは寝転んだり遊ぶことが可能です。

この言葉に使われている「むら」は漢字で「叢」と書くことが可能であり、こちらは雲が集まっている状態を表す「叢雲(むらくも)」にも使います。


「茂み」とは?

「茂み」とは草木が生い茂っている場所を表す言葉であり、狭い範囲に密集しているのが特徴です。

「茂み」は特に低い木や草が生い茂っている状態を表す言葉であり、高い木が集まっている場所には使えません。

「茂み」は英語で“bushes”であり、茂みから出て奇襲することはアンブッシュと呼ばれています。

「茂み」は草木以外にも細かいものが密集していることを表す時に比喩表現としても使うことが可能です。


「草むら」と「茂み」の違い

この2つはどちらも草が群がって生えている場所を表す言葉であり、その中でも密集しているものは「茂み」を使います。

「草むら」はある程度遊ぶことが可能ですが「茂み」は遊ぶのに適していないのが特徴です。

「草むら」の例文

・『草むらの中にウサギが隠れており、これを狙おうとキツネがやってきました』
・『河川敷の草むらを歩いていたら蚊に刺されてしまったので塗り薬を買いました』

「茂み」の例文

・『裏山の茂みには多くの虫が飛んでおり、夏場はとてもじゃないが近づけません』
・『その茂みを抜けると湖が見えてきたので旅人は休憩することにしました』

まとめ

「草むら」「茂み」は草木が群がっている場所や生い茂っている場所を表す言葉です。

どちらも比較的低い草や木が密集しているのが特徴です。