「歯垢」と「プラーク」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「歯垢」と「プラーク」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「歯垢」「プラーク」の違いを分かりやすく説明していきます。

「歯垢」とは?

歯垢とは歯の表面に付着している物質で、黄白色を帯びていて粘着性があります。

食べかすとは異なるもので、細菌とその代謝物からできています。

食べかすの中で細菌が増殖することで歯垢になります。

歯垢は、デンタルプラークやプラーク、バイオフィルムと呼ばれることもあります。

歯垢は歯周病などの原因にもなりますし、口臭の原因になったりもします。

歯垢が石灰化したのが歯石です。

歯垢は歯磨きやデンタルフロス等で取り除くことができますが、歯と歯茎の間など取り除きにくい部位もあります。


「プラーク」とは?

プラークとは歯垢のことで、英語のplaqueをそのまま日本語読みした言葉になります。

プラークには、1㎎につき1億個以上の細菌が存在しているといわれています。

細菌は通常歯に付着しても唾液によって流されますが、唾液が流れにくい場所では増殖してプラークになるのです。

特に虫歯の原因となるミュータンス菌は、増殖してプラークになりやすいという性質があります。

プラークができやすいところには、歯と歯の間や歯と歯茎の境目、奥歯のかみ合わせ、抜けた歯の周り、歯と歯が重なった部分等が挙げられます。

歯と歯の間のプラークを歯磨きで取り除くのは難しいので、デンタルフロスや糸ようじ等を使うのが効果的です。

また、プラークが数日そのままになると石灰化して歯石になりますが、歯石は歯磨きで取り除くことは難しいです。

歯石を落とすには、歯科医院などでクリーニングをする必要があります。


「歯垢」と「プラーク」の違い

歯垢とプラークは同じものなので、全く違いはありません。

歯垢のことを英語でplaque(プラーク)、あるいはdental plaque(デンタルプラーク)といいます。

どちらも歯の表面に付着する黄白色の物質のことを指しています。

まとめ

歯垢とプラークは同じものです。