「手帳」と「スケジュール帳」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「手帳」と「スケジュール帳」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「手帳」「スケジュール帳」の違いを分かりやすく説明していきます。

「手帳」とは?

「手帳」【てちょう】は、記録やスケジュールを書き込むために使う小さな帳面です。

中には「生徒手帳」「年金手帳」のように証明書として発行されるものもあります。

一般には手のひらやポケットに収まる大きさで携帯しやすく、表面は耐水性のある素材でできたカバーがかけてあるものが多くなっています。

「手帳」の種類やデザインはバラエティに富んでおり、代表的なものにはカレンダーやメモ用のページで構成された「ビジネス手帳」やとじてあるリフィルを自由に出し入れできる「システム手帳」などが挙げられます。

また、特定の県民を対象とした「県民手帳」や専門分野の利便性を高めた「会計手帳」「歴史手帳」なども一定の人気があります。

「手帖」と表記することもありますが、漢字の「帳」「帖」はどちらも「紙をとじた冊子」を意味しており、「手帳」「手帖」の意味はほぼ変わりません。


「スケジュール帳」とは?

「スケジュール帳」は、予定を書き込んでスケジュールを管理するために使う帳面です。

帳面の種類にはっきりした決まりはなく、「手帳」「スケジュール帳」を兼ねているものもあれば、スケジュールが書き込めるようになっている専用のノート、日記帳なども販売されています。

商品によっても形式やデザインは異なりますが、カレンダー形式で予定記入欄が設けてあるものが一般的です。

見開きで一か月、一週間、または一日のスケジュールが表示してあり、ひと目で容易にタスク管理することができます。


「手帳」と「スケジュール帳」の違い

「手帳」「スケジュール帳」の違いを分かりやすく解説します。

「手帳」「スケジュール帳」はデザインや用途が混同して違いが曖昧になっていますが、定義は異なります。

「手帳」はメモや予定を書き込む目的で使う帳面です。

また、「手帳」と名が付く冊子には「生徒手帳」「障害者手帳」のように、証明書として該当者に所持が求められるものも含まれます。

いずれも、携帯しやすいようコンパクトなサイズになっています。

一方、「スケジュール帳」は、あくまでもスケジュールの記入とタスク管理に特化して作られている帳面です。

「手帳」「スケジュール帳」を兼ねているものが多いのですが、ノート、日記帳、カレンダーのように「手帳」よりもサイズの大きい「スケジュール帳」もみられます。

まとめ

「手帳」「スケジュール帳」は書店や文房具店の同じ売り場に陳列してあり、互いの線引きも曖昧です。

「手帳」「スケジュール帳」を兼ねているものが多くなっていますが、「スケジュール帳」は、スケジュール管理に特化して作られている点が「手帳」と異なります。