この記事では、「手帳」と「スケジュール帳」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手帳」とは?
「手帳」【てちょう】は、記録やスケジュールを書き込むために使う小さな帳面です。
中には「生徒手帳」や「年金手帳」のように証明書として発行されるものもあります。
一般には手のひらやポケットに収まる大きさで携帯しやすく、表面は耐水性のある素材でできたカバーがかけてあるものが多くなっています。
「手帳」の種類やデザインはバラエティに富んでおり、代表的なものにはカレンダーやメモ用のページで構成された「ビジネス手帳」やとじてあるリフィルを自由に出し入れできる「システム手帳」などが挙げられます。
また、特定の県民を対象とした「県民手帳」や専門分野の利便性を高めた「会計手帳」「歴史手帳」なども一定の人気があります。
「手帖」と表記することもありますが、漢字の「帳」と「帖」はどちらも「紙をとじた冊子」を意味しており、「手帳」と「手帖」の意味はほぼ変わりません。
「スケジュール帳」とは?
「スケジュール帳」は、予定を書き込んでスケジュールを管理するために使う帳面です。
帳面の種類にはっきりした決まりはなく、「手帳」が「スケジュール帳」を兼ねているものもあれば、スケジュールが書き込めるようになっている専用のノート、日記帳なども販売されています。
商品によっても形式やデザインは異なりますが、カレンダー形式で予定記入欄が設けてあるものが一般的です。
見開きで一か月、一週間、または一日のスケジュールが表示してあり、ひと目で容易にタスク管理することができます。
「手帳」と「スケジュール帳」の違い
「手帳」と「スケジュール帳」の違いを分かりやすく解説します。
「手帳」と「スケジュール帳」はデザインや用途が混同して違いが曖昧になっていますが、定義は異なります。
「手帳」はメモや予定を書き込む目的で使う帳面です。
また、「手帳」と名が付く冊子には「生徒手帳」や「障害者手帳」のように、証明書として該当者に所持が求められるものも含まれます。
いずれも、携帯しやすいようコンパクトなサイズになっています。
一方、「スケジュール帳」は、あくまでもスケジュールの記入とタスク管理に特化して作られている帳面です。
「手帳」は「スケジュール帳」を兼ねているものが多いのですが、ノート、日記帳、カレンダーのように「手帳」よりもサイズの大きい「スケジュール帳」もみられます。
まとめ
「手帳」と「スケジュール帳」は書店や文房具店の同じ売り場に陳列してあり、互いの線引きも曖昧です。
「手帳」は「スケジュール帳」を兼ねているものが多くなっていますが、「スケジュール帳」は、スケジュール管理に特化して作られている点が「手帳」と異なります。