「吹雪」と「地吹雪」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「吹雪」と「地吹雪」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「吹雪」「地吹雪」の違いを分かりやすく説明していきます。

「吹雪」とは?

「吹雪」とは空から降ってくる雪と同時に、地面に積み上がった雪が地面から風によって舞い上げられている気象現象です。

単純に雪が大量に降っているだけでは吹雪とは扱われず、雪が降ることと積もった雪を舞い上げるような強風が合わさって初めて吹雪という気候になります。

上下から激しく動く雪によって物理的に視界が妨げられますし、雪が降る時には雪雲も出ていて雪によって光も遮られるため昼でも暗くなりやすく、上空まで視界が著しく悪化するため交通機関も麻痺させがちです。


「地吹雪」とは?

「地吹雪」とは地面に積み上がった雪が風によって舞い上がる現象です。

雪が降った後に強い風が吹いていると起きる可能性のある現象で空模様は問わないため、空は晴れている状態でも起きる可能性があります。

風の強さ次第では雪が舞い上がっても大人の目ほどの高さまでは届かないこともあったり、日光が遮られるわけではないので歩行の妨げにはならない場合もあるでしょう。

それでも自動車の車高程度までは覆うことが多いので、交通の面で不便がおきることも多いです。


「吹雪」と「地吹雪」の違い

「吹雪」「地吹雪」の違いを、分かりやすく解説します。

空から降る雪と地面に積み上がった雪が風で舞い上げられる現象が合わさった気象現象が「吹雪」で、地面に積み上がった雪が風によって舞い上げられる現象が「地吹雪」です。

「吹雪」は必然的に雪雲が発生していることと上空にも雪が舞っていることから光が遮られあたりが暗くなりがちですが、「地吹雪」では空は雲が少なく上空には雪がない場合も多く、周囲が明るい中雪が舞うこともあります。

まとめ

地面に積もった雪を舞い上げる風と一緒に空から雪が降っていたら「吹雪」、空から雪は降っておらず地面の雪が舞い上げられているだけなら「地吹雪」です。

空からも雪が降っている「吹雪」のほうが厄介になりがちですが、「地吹雪」も脅威には変わりませんし、どちらも吹雪で一纏めにされることもありますが、「吹雪」「地吹雪」の言葉の定義としては雪が空から降っているかどうかという違いがあります。