この記事では、「里ごぼう」と「山ごぼう」の違いを分かりやすく説明していきます。
「里ごぼう」とは?
ごぼうが成長しすぎないうちに掘り起こして採ったものを「里ごぼう」【さとごぼう】といいます。
硬くなく、やわからく食べられるのが魅力であり、切りやすいのも調理がしやすいところです。
若採りした「里ごぼう」は食べやすい硬さで、醤油味の漬物にしてよく食べられています。
上品なごぼうの旨みと香りが楽しめるのが良いところです。
皮が薄いのも調理がしやすく、それほど強くこすらなくてもいいのが選ばれている理由になります。
「山ごぼう」とは?
山に生えているモリアザミというキク科の根を「山ごぼう」【やまごぼう】といいます。
元々自生するモリアザミの根はキクごぼうとも呼ばれていて、見た目がごぼうに瓜二つであるのでこのような名前が付きました。
生産地は長野県で、昔からよく食べられている野菜です。
10月の下旬から約半月ほどの栽培時期と短い傾向が見られます。
店で販売している「山ごぼう」は20cmの長さで、ごぼうより先端が細く、中心部が少しふっくらと丸みを帯びているのが美しいところです。
「里ごぼう」と「山ごぼう」の違い
ここでは「里ごぼう」と「山ごぼう」の違いを、分かりやすく解説します。
繊維が切れやすいので歯切れもよく、やわかいうちに掘られたものを使っている根野菜が「里ごぼう」です。
「山ごぼう」よりも早くに掘り起こして調理する根野菜でもあり、棒のように太さも均等で食べ応えがあります。
もう一方の「山ごぼう」は中心部が丸みを帯び、根元はほっそりしているところが「里ごぼう」との違いです。
また、モリアザミの根元を20cm程度に成長させたものを指し、ごぼうとかなり似ているところが名前の由来になります。
また、その希少性の高さから高級品でもあり、高値で売られている野菜です。
また、ごぼうとは違う種類の植物のため、「里ごぼう」とは先端の形状が異なり、出荷期間も1ヶ月と短くなります。
まとめ
同じごぼうではありますが、食感や香り、見た目にまた違いが見られます。
どういったところが異なるか商品を比較してみるのも良い学びとなるでしょう。