「従業員」と「労働者」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「従業員」と「労働者」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「従業員」「労働者」の違いを分かりやすく説明していきます。

「従業員」とは?

[「従業員」は、「じゅうぎょういん」と読みます。

漢字を見れば分かるように、業務に従事するという意味を持っている「従業」の言葉に、数とか所属する人という様な意味がある「員」の漢字を付け足す事で成立した言葉です。

だから「従業員」は、雇われる事である業務に従事している人を表すのです。


「労働者」とは?

「労働者」は、「ろうどうしゃ」と読むのが正しい読み方となっています。

漢字を見れば分かるように、収入を得るために身体や知能を駆使して働く事を意味する「労働」の言葉に、人やものといった意味を有する「者」の漢字の組み合わせです。

以上の事から「労働者」は、労働力を提供するのと引き換えに賃金や給料を得て生活している者を示します。


「従業員」と「労働者」の違い

「従業員」「労働者」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらの言葉も、働く事に関連した意味を持っている点がややこしいです。

とはいえ似た意味合いでもニュアンスには違いが見られるので、それぞれの言葉の意味を把握する事によって、きちんと使い分けができます。

まず「従業員」は、雇用されて業務に従事している人を意味します。

一方の「労働者」は、労働力を提供する対価として給料を得て生活する者を意味しています。

「従業員」の例文

・『この会社が倒産したら多くの従業員が路頭に迷う事になります』
・『明日からは従業員入り口を利用して出社してください』

「労働者」の例文

・『彼は現在、日雇い労働者として働いています』
・『労働者が就労中に負った怪我に関してはきちんと補償すべきです』

まとめ

「従業員」は、雇われて業務に従事している人物を意味する言葉として使われているのです。

対する「労働者」は、労働力を提供する事により、賃金や給料を得て生活する者という意味の言葉として用いられています。