この記事では、「三温糖」と「てんさい糖」の違いを分かりやすく説明していきます。
「三温糖」とは?
「三温糖(さんおんとう)」の原材料は「サトウキビ」で、遠心分離した糖液を煮詰めたものを意味しています。
「三温糖」は加熱によってカラメル色をしています。
「三温糖」は上白糖やグラニュー糖と同じ精製糖の一種です。
「サトウキビ(砂糖黍)」はイネ科サトウキビ属に属している植物です。
「サトウキビ」の高さが3メートルもある茎の内部にある糖分が砂糖の主要原料になっています。
また、「サトウキビ」は「甘蔗(かんしゃ・かんしょ)」の別名があります。
そして、「サトウキビ」の英語表記は「Sugarcane」になります。
「てんさい糖」とは?
「てんさい糖」とは、「テンサイ(甜菜)」から作った砂糖のことを表しています。
「てんさい糖」は「テンサイ」の根を絞って煮詰めた時に出た糖蜜を乾燥させたものです。
「テンサイ」はヒユ科フダンソウ属に分類されている植物です。
「テンサイ」には、「サトウダイコン(砂糖大根)」の別名があります。
また、「テンサイ」は英語で「Sugar beet」と表記します。
「テンサイ」は日本では北海道が主な生産地で、砂糖の主要原料となっています。
「三温糖」と「てんさい糖」の違い
「三温糖」と「てんさい糖」の違いを、分かりやすく解説します。
「三温糖」と「てんさい糖」はどちらも砂糖の一種です。
「三温糖」の原材料は「サトウキビ」で、遠心分離した糖液を煮詰めたものです。
一方、「てんさい糖」は原材料の「テンサイ」を煮詰めて出る糖蜜を乾燥させたものになります。
「三温糖」と「てんさい糖」には、これらのような違いが見られます。
まとめ
今回は「三温糖」と「てんさい糖」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「三温糖」と「てんさい糖」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。