「ミヤマリンドウ」と「フデリンドウ」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「ミヤマリンドウ」と「フデリンドウ」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「ミヤマリンドウ」「フデリンドウ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ミヤマリンドウ」とは?

日本固有の高山植物で、北海道から本州の中部地方以北の高山帯に自生する種を意味する言葉です。

「ミヤマリンドウ」は、湿った草地を好み、茎の基部が地面を這うように広がり、立ち上がった茎の先端に花を咲かせます。

花は青紫色が基本ですが、白い花を咲かせるものもあります。

また、花冠は5枚に分かれ、その間に副片と呼ばれる小さな花びらのようなものがあることが特徴的です。


「フデリンドウ」とは?

「ミヤマリンドウ」よりも低地に生育することが多く、日当たりの良い湿り気のある草地に生える越年草を意味する言葉です。

「ミヤマリンドウ」と比較してやや小型で、花の形状や色にも違いがあります。


「ミヤマリンドウ」と「フデリンドウ」の違い

「ミヤマリンドウ」「フデリンドウ」の違いを、分かりやすく解説します。

「ミヤマリンドウ」「フデリンドウ」は、どちらも美しい青紫色の花を咲かせるリンドウ科の植物を意味する言葉ですが、いくつかの違いがあります。

「ミヤマリンドウ」は、日本の固有種で、主に本州の中部地方から北海道にかけての亜高山帯〜高山帯に分布する植物のことです。

湿った環境を好み、茎の基部が地面を這うように広がり、立ち上がった茎の先端に花を咲かせます。

花が開くのは日当たりのよいときだけで、曇りの日や朝晩は閉じた姿しか見られません。

花の色は鮮やかな青紫色が基本ですが、白い花を咲かせるものもあります。

その一方、「フデリンドウ」は、「ミヤマリンドウ」よりもやや小型で、山野の日なたに自生する越年草のことです。

冬はロゼットで冬越しをし、春になると新たな花を咲かせます。

花は「ミヤマリンドウ」と同様に青紫色ですが、花の形状や葉の付き方に違いがあります。

まとめ

「ミヤマリンドウ」「フデリンドウ」は、見た目が似ているものの、生育環境や花の特徴に注目することで区別できます。

とりわけ、「ミヤマリンドウ」は、高山植物としての特性を持ち、特定の環境下で見られることが多いのに対し、「フデリンドウ」はより広範な地域で見られることがあります。

また、「ミヤマリンドウ」は花の副片が特徴的である点も、識別の手がかりとなることでしょう。