「身なり」と「恰好」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「身なり」と「恰好」の違いとは?違い

この記事では、「身なり」「格好」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「身なり」とは?

外見を指すのが「身なり」【みなり】です。

「身なりに気をつける」といえば服の乱れや髪のハネ、靴の泥などない服装や、頭について鏡で見てきちんと整えます。

社会人として仕事に行くときはシワがないシャツを着て、スーツをビシッと整えて着るのです。

また、人に会うときは外見を気にして、相手に失礼がないようにすることが大人としての身だしなみとして必要になります。


「格好」とは?

態度や仕草といった人が見せる行動を指すのが「格好」【かっこう】です。

「背筋を伸ばして正座する姿は格好いい」といい、実直で誠実さが見えるところが周囲に素敵と思わせるのです。

使い方としては、一昔前の服を着ている人や、不恰好な体型である人は周囲から見れば「格好悪い」と敬遠されます。

また、「背格好が似ている」と2人の背丈と雰囲気がとても似ていると伝えられるのです。


「身なり」と「格好」の違い

ここでは「身なり」「格好」の違いを、分かりやすく解説します。

人の見た目に焦点を当てた外見を表すのが「身なり」です。

「彼の身なりは汚らしい」といえば、いかに服が洗えていないので汚れが付着しているか、シワが酷いか伝えます。

もう一方の「格好」は態度が良い、仕草が女性らしいといったように、人の動きを中心に指すのです。

「貧しい身なりの子供」といかに外見が酷いなりしていると伝えられますし、「格好」は仕草や態度といった点を伝えます。

「身なり」の例文

・『身なりを整えた社長が上段に立ち、抱負を語った』
・『身なりは立派な上司だが、中身は空っぽな人だ』

「格好」の例文

・『格好いい歌手に心奪われた妹は、化粧や服装を真似する』
・『個性的な服を着る彼は逆に時代遅れで格好悪い』

まとめ

人の見た目に関して使われていますが、使い方に違いがあります。

どのような点に注目して使い分けるといいか調べてみるといいでしょう。

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